美人ユーチューバー、生島ヒロシに自己破産までの道のりを告白

[ 2021年10月20日 19:55 ]

自己破産を経験しながらも再起を果たした矢内彩さん(左)と生島ヒロシ
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 東大卒でメガバンク勤務から自己破産を経験したユーチューバー矢内彩さんが20日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜前5・00)にゲスト出演した。

 2018年1月にみずほ銀行を退職した矢内さんは、それまで学んできたビジネスの知識や経験を活かし19年12月、Youtubeチャンネル「新時代の生き方講座」を開設。現在、チャンネル登録者1万2000人を超え、ビジネスパーソン向けコーチングとコンサルティング会社「株式会社La―Reine(ラレーヌ)」の代表取締役としても活躍しているが、自己破産も経験した。

 パーソナリティーの生島ヒロシから「一体、どういう展開だったんですか?」と聞かれると「不動産に詳しい方の“独立したらローンが組めなくなるから”というアドバイスを受け、しっかり検討せずに物件を購入してしまったんです」と説明。

 「購入したのは賃貸併用住宅で、アパートを1棟建て一部が私の住居、他を貸し出す形で住宅ローンと投資用のローンが混ざった形でした」とした。当時は退職前でメガバンク勤務という信用力もあり、多額のローンを組むことができた。土地の区画整備が進み、いよいよ建築という段階で退職してしまい、建築業者が手を引いてしまったのだ。

 借りた銀行は女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」のオーナー向け融資で、審査書類の改竄(かいざん)などの組織的な不正が明るみに出たスルガ銀行。そのため融資の再審査の対象になるなど、さまざまなトラブルが発生。気付いたら8000万円の借金が残った。

 「メンタルも仕事の方も空回りしてしまって…。弁護士さんに相談したら『破産可能な事案だから、検討してみたら』」と背中を押されたこともあり、2020年3月に自己破産を決意。今年4月に自己破産の手続きが完了した。

 生島も「自己破産というと、先行きが閉ざされるのではないかという気持ちになると思うんですが…。今までは比較的恵まれたキャリアで来られたわけですから、いきなり自己破産で、親御さんが聞かれたらびっくりするような話ですが」。言葉を選びながら振ると矢内さんも「自己破産、イコール人生の終わりというイメージはあったんですが、ほかに打つ手がなくて…」と振り返った。

 だが「もしかしたら、自己破産が自分の窮地を救ってくれるのではないかと調べ始め、意外とそんなに不利益って大きくなくて、もちろん社会的信用は失うんですが、失敗したことは仕方がないので再スタートに向けてやった方がいいのかな、というとらえ方に変わりました。両親も“いいよね”って言ってくれましたし、それには私もびっくりしましたね。自分の人生の一つのターニングポイントになったと思います」と明るく答えた。

 矢内さんは27日も登場する。

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2021年10月20日のニュース