おおたわ史絵氏 新型コロナ抗体カクテル療法に「重症化を防ぐという意味ではかなり有効な手立て」

[ 2021年9月9日 17:02 ]

読売テレビ社屋
Photo By スポニチ

 内科医で作家のおおたわ史絵氏(56)が9日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。抗体カクテル療法についてコメントした。

 番組では、新型コロナの軽症・中等症の患者、50歳以上や基礎疾患のある人へ積極的に投与され、宿泊療養にも対応している「抗体カクテル療法」について取り上げた。

 おおたわ氏は「まさにですね、私は先日の日曜日に東京都にある酸素ステーションで、抗体カクテル療法を担当してきたばかりなんですね。要は入院はできないけれども家にいるにはちょっと苦しすぎるという方々が、酸素ステーションに短期にお入りになって、要はコロナの人しかいませんから、そこで抗体カクテルをやるのはすごく理にかなってるんですね。やっぱり一般の外来とか、一般の所に普通の患者さまがいらっしゃる所にコロナの方もいらっしゃってというのは、ゾーニングの面からも非常にやっぱり困難があるんですね」「ですから一堂に会した療養所であるとか、この酸素ステーションで抗体カクテルをやるという試みが今回割と早くスタートできたんですけれども、これは重症化を防ぐという意味ではかなり有効な手立てだと実感してきました」とコメントした。

 さらに、MCでフリーアナウンサーの宮根誠司(58)から、「なんか色々な先生に聞くと、かなりシャープに効くっておっしゃるんですね。シャープって言葉結構使われますけど」と問われ、「ただやっぱり抗体を入れるものなので、翌日にワクチンを打った時みたいな一過性の発熱ですとか、一過性のちょっと呼吸が悪くなるような状況というのがやっぱりありえるんですね。そう考えると、やはりご自宅で点滴で打つというのはなかなか…今これ皮下注射の申請も出てますけど、ご自宅で簡単にやるというよりも、やっぱり1泊2泊の入院や入所でおやりになった方が、我々医療従事者が観察下においてできるって方がちょっと安心かなとは思いました」と述べた。

続きを表示

2021年9月9日のニュース