成田凌 朗読劇に初挑戦「声だけだからこそ、心を動かさないと伝わらない」

[ 2021年9月9日 05:30 ]

「湯布院奇行」で朗読劇に初挑戦する成田凌(撮影:西海 健太郎)
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 俳優成田凌(27)が朗読劇に初挑戦する。今月28~30日に東京・新国立劇場中劇場で上演される「湯布院奇行」で、人気作家の燃え殻氏の書き下ろし小説を原作とする朗読劇。声だけで観客を物語に引き込んでいく。成田に意気込みを聞いた。

 大分の温泉地・湯布院を舞台にした物語。作家の「僕」が、現実とも虚構ともつかない世界で「謎の美女」に振り回されていく。成田が僕を演じ、黒木華(31)が謎の美女を演じる。2人の声だけで物語を紡いでいく。

 成田は朗読劇を見た経験がなかったが、台本を読んで出演を決めた。「凄くワクワクする内容。物語の情景が観客の頭の中で作られていくので、100人いれば100通りの想像がある。それがどうなっていくのか、凄く楽しみですね」と笑顔を見せた。

 タイトルに「奇行」とあるように、ストーリーは摩訶不思議な展開を見せる。「ちょっと浮世離れしたようなお話ではあるんですけど、主人公の僕目線で進んでいく。おかしいことをおかしいとしっかり自分で思いながら進んでいくので、お客さんを置き去りにしないで、一緒に困ったり、ちょっとドキドキしたり、ゆっくりと地に足を着けて進んでいく。すごく不思議な話ではあるけど、しっかりと現実味もあると思う」と話した。

 声を使う仕事が増えている。ナレーションや、公開中の映画「竜とそばかすの姫」などのアニメ声優のほか、19年の映画「カツベン!」では無声映画のセリフや情景を観客にしゃべりで伝える活動弁士を演じた。

 心地よい声と言われることもあるが「あまり自分の声を愛さないように、素直にお芝居としてできたら」と語る。「こういう朗読劇であったり、声優のお仕事をいただいたり、なんで俺なんだろうと、いまだに毎回思います」と謙そんしながら、本番に向けて「声だけだからこそ、心を動かさないと伝わらない。しっかり心を動かして、丁寧に演じたい」と力を込めた。

朗読劇「湯布院奇行」主演・成田凌と原作・燃え殻のスペシャル対談を見られるのはここだけ!
「YouTube企画 成田凌×燃え殻SP対談 公開中!」
https://youtu.be/2ZFLZqPCRe0

成田凌があなたの相手役に?! TikTok【公式】朗読劇「湯布院奇行」
https://www.tiktok.com/@tbs_yufuinkikou?lang=ja-JP

<チケット情報>
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