あの名シーンを生歌唱で…タケカワユキヒデ、来年2月「銀河鉄道999」シネマコンサート出演

[ 2020年11月6日 06:00 ]

「ゴダイゴ」のボーカル・タケカワユキヒデ
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 1979年に大ヒットしたアニメ映画「銀河鉄道999」(監督りんたろう)のシネマ・コンサートが来年2月6日に東京国際フォーラム ホールA、同11日に大阪・フェニーチェ堺 大ホールで開催されることが決まった。

 シネマ・コンサートはライブ感覚で映画を楽しむエンターテインメント。映画のセリフや効果音はそのままに、音楽の部分をオーケストラが上映に合わせて生演奏する。

 指揮は栗田博文氏。東京公演では東京フィルハーモニー交響楽団、大阪公演では大阪交響楽団が演奏。主題歌を歌ったロックバンド「ゴダイゴ」のタケカワユキヒデ(68)が両公演にスペシャルゲストとして出演する。

 「銀河鉄道999」は松本零士氏(82)の漫画が原作。主人公の星野鉄郎が永遠の命を求め、ヒロインのメーテルとともに999号で宇宙を旅する。1978年9月からテレビアニメが放送され、最高視聴率22・8%を記録。人気の高まりを受けて翌79年9月に公開された映画は同年の邦画配給収入1位(16億5000万円)となった。

 声の出演は、哲郎の野沢雅子(84)、メーテルの池田昌子(81)、車掌の肝付兼太さんら。音楽は作曲家の青木望氏(89)が担当。主題歌「銀河鉄道999/THE GALAXY EXPRESS 999」と挿入歌「テイキング・オフ!/TAKING OFF!」をゴダイゴが歌った。

 当時、ロックバンドがアニメの主題歌を歌うのは初めて。アニメとロックの組み合わせを不安視する関係者もいたが、79年7月に発売されると、オリコンチャート2位のヒットとなった。

 シネマコンサート実現の決め手は、作品全編に流れる美しいオーケストラサウンド。映画製作の際に使用された譜面が存在しないと困難な事前作業が必要だったが、幸いにも青木氏の自宅に譜面が保管されていた。

 タケカワもスペシャルゲストとしての出演を快諾。観客の前で、オーケストラの演奏とともに生歌唱することになった。

 見どころのひとつはエンディング。長い旅を終えた鉄郎とメーテルの感傷的なラストシーンが描かれる。そこで流れるのが主題歌。♪さあ行くんだ その顔をあげて 新しい風に 心を洗おう…というポジティブな歌が、映画公開から40年以上の時を超えて観客の胸を打ちそうだ。

 チケット先行受付は6日正午から。詳細は「銀河鉄道999シネマ・コンサート」公式サイトで。

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