流行語大賞候補 3密、濃厚接触、アベノマスク…事務局「すべてが新型コロナ関連でもおかしくない」

[ 2020年11月5日 14:42 ]

コロナ禍で人影まばらな新宿・アルタ前
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 年末恒例の「2020ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の候補30語が5日、発表された。事務局が、今年の傾向について「ノミネート語すべてが、新型コロナウイルス関連でもおかしくない程、新語が登場」と説明したように、リストの半数ほどがコロナ関連のワードとなった。

 コロナ禍によりさまざまな影響を受けた1年。「新しい生活様式」をはじめ、「クラスター」「ソーシャルディスタンス」「濃厚接触者」「PCR検査」がノミネート。集団感染防止として、密閉・密集・密接を避けるために掲げられた標語「3密(三つの密)」も入った。

 また、政府の方針で1世帯2枚ずつ配布された布製マスクの名称「アベノマスク」のほか、「おうち時間/ステイホーム」「オンライン◯◯」「Zoom映え」「テレワーク/ワーケーション」など外出自粛による用語も。さらに、おうち時間によって自宅で生活する時間が増えたことから、ゲームソフト「あつ森」、食事宅配サービス「ウーバーイーツ」といったワードがリストインした。

 「2020ユーキャン新語・流行語大賞」事務局は、今年の傾向を「ノミネート語すべてが、新型コロナウイルス関連でもおかしくない程、新語が登場。しかも、これまで存在する言語が独特の使われ方をした」と説明。「オンライン、テレワーク、ステイホーム、クラスター等、カタカナ語が氾濫する中で、『三密』は日本語らしい語で、多くの人に感染予防語として浸透」としている。

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2020年11月5日のニュース