「エール」海宝直人 音の相手役で朝ドラ初出演!“本領発揮”の圧倒的な歌声にネット反響「朝から贅沢」

[ 2020年11月5日 08:15 ]

連続テレビ小説「エール」でオペラ歌手・伊藤幸造を演じた海宝直人(C)NHK
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 ミュージカル俳優の海宝(かいほう)直人(32)がNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)で朝ドラ初出演を果たした。

 俳優の窪田正孝(32)が主演を務める朝ドラ通算102作目。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909―1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

 海宝は第103話(4日)と第104話(5日)に登場。オーディションに合格した音が主役・ミミ役に挑むオペラ「ラ・ボエーム」のロドルフォ役を務めるオペラ歌手・伊藤幸造を演じ、圧倒的な歌唱力を披露した。

 初登場時、SNS上には「朝から贅沢な歌声」「海宝直人さんの歌声。もう、今日はそれに尽きる」「本領発揮。まさに音楽に特化した朝ドラです」などの書き込みが相次いだ。

 第103話、東京帝国音楽学校中退の音は「東都音楽学校首席」「全日本声楽コンクール1位」「全日芸術賞最年少受賞」という輝かしい経歴の伊藤らに「凄い方ばかりなんです」と劣等感を抱く。稽古中、伊藤は音に「古山さん、どこ見ているんですか。僕を見てください。指揮は見るものじゃなくて、感じるものでしょう」と指摘した。

 第104話、伊藤は「古山さん、譜面通りに歌えれば、それでいいって思っていませんか?大切なのは、そこから先でしょう。あなた、本当にミミを演じる覚悟があるんですか」。音は実力不足を痛感。相談した千鶴子(小南満佑子)から自分が裕一の妻だから選ばれたと知らされ、自ら降板を申し出た。

 海宝は7歳の時、ミュージカル「アニー」に出演していた姉・海宝あかね(35)の姿に触発され、劇団四季のオーディションを受け、合格。「美女と野獣」のチップ役で舞台デビュー。99年には「ライオン・キング」初代ヤングシンバ役に抜擢された。2016年、16年ぶりに同作出演。主演を務め、ヤングシンバ役から主人公・シンバ役を演じた初の俳優として話題を呼んだ。

 子役卒業後も「アラジン」「ノートルダムの鐘」主演、「ジャージー・ボーイズ」「レ・ミゼラブル」など数々のミュージカルを彩り、18年5月にはロンドン・ウェストエンドで上演された「TRIOPERAS」で海外舞台デビューを果たした。

 今月2日に「舞台芸能活動25周年記念コンサート」千秋楽となる東京公演を開催したばかり。翌3日には、世界初演となる日英共作ミュージカル「The Illusionist―イリュージョニスト―」(来年1月後半、東京・日生劇場)主演が発表された。もともとオーストリア皇太子・レオポルド役で出演が決まっていたが、主役の幻影師・アイゼンハイム役を演じる予定だった三浦春馬さんの遺志を継ぐことになった。

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