八代弁護士「ちょっと口実感が強いかな」緊急事態宣言の全国拡大に

[ 2020年4月17日 11:52 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(55)が17日、TBS系「ひるおび!」(月から金曜10・25)にコメンテーターとして出演し、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が全国に拡大されたことに「緊急事態の全国拡大は唐突感が否めないなと思うんですね」と語った。

 その上で、宣言の全国拡大が、給付金の一律10万円給付にひも付けられて提案された可能性を指摘。「10万円は所得制限を設けず、緊急事態宣言がされているどうかの地域も問わず、一律給付されるわけですから、『感染者が出ていないところの地域になぜ配るんだ』という批判も出てくるでしょうから。やはり配る、一律給付ありきで全国緊急事態宣言が後付けで出てきた印象は否めないですね」と私見を述べた。

 MCの恵俊彰(55)から「先に方針転換があったから、全国拡大になったんだと」と確認を求められると、八代氏は「それが透けて見えてきますね」と賛同。「7都道府県に最初に政府が緊急事態宣言を出した時は、パニックを危惧して慎重に、慎重に出しましたよね。事前のノーティス(通知)もありましたし。今回、本当に唐突ですよね。県はそれぞれ準備をして住民の理解を得ながら、いろんな政策を進めていたところもあると思うので、今回の頭ごなしの緊急事態宣言はちょっと口実感が強いかな」と、急すぎる政策に首をひねっていた。

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2020年4月17日のニュース