吉永みち子氏 首相の一律10万円給付への転換、一定評価も「リーダーシップに疑問がついてしまう」

[ 2020年4月17日 10:59 ]

吉永みち子さん
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 ノンフィクション作家の吉永みち子氏が17日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。政府、与党が16日に新型コロナウイルス対策として、所得制限を設けず全国民に一律10万円を給付する調整を始め、減収世帯に限った30万円給付は取り下げることに言及した。

 安倍晋三首相は16日に政府の新型コロナ感染症対策本部会合で「緊急事態宣言を全国に拡大することで行動が制約される全ての国民を対象に、一律10万円を給付する方向で与党に検討してもらう」と表明した。

 吉永氏は「2割に絞られてしまって、もらえない人がたくさんいる(30万円給付の)現状を鑑みると良いことだと思います。国民に回ってくるお金が多くなったことは喜ばしい」と評価しつつ、「経済対策が出るまでに大変時間がかかって、ちゃんときちんと練って出していただけるのかと思ったら、こういうふうな形で出した後に変えるっていうのは、やはりリーダーシップに疑問がついてしまう」と指摘。そして、リーダーシップに疑問がつくと「今後のことを考えた時にマイナスに作用するかなって気がします。きちっと伝えるべきことを腹を決めて一気に伝えてもらわないと国民は混乱してしまいます」と話した。

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2020年4月17日のニュース