八代英輝氏 マスク大量出品の静岡県議に「悪いこともしていないっていう感覚だったら…」

[ 2020年3月9日 11:52 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(55)が9日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。静岡県焼津市選出の諸田洋之県議(53=無所属)が医療用マスクを大量にネットオークションに出品していたことに言及した。

 新型コロナウイルス感染拡大によりマスクの品薄が続き、1セット2000枚がおおむね数万~十数万円で落札されていた。諸田氏は出品を認めた上で「在庫品の出品だ。1円からのスタートで市場価格に任せていたので問題ない。悪いことをしたとは思っていない」としていたが、9日の記者会見では「マスクの市場価格が上がっていく状況を「需要が高まっているんだろうなと意識していた」とし、記者から出品に対する認識を問われると「道義的な責任があり、県議として配慮を欠いていたと反省している」と述べた。

 八代氏は「刑事法の遡及処罰というものはできませんから、この人は対象にならないんですけれど、自分は許されている時にやっていたから悪いことをしていないって感覚だとしたら、この人おかしいですよね」と指摘。その上で「“県議としては最低”ってコメントがありましたけれど、この時点では法に触れるものではなかったけれども非常にまずいことをしたと反省しているということが最低限許されるコメントだったんじゃないかなって思いますけど」とし、「悪いこともしていないっていう感覚だったら、この人が県の代表やる資格はないでしょうね」と話した。

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2020年3月9日のニュース