岡田晴恵教授 中国、韓国からの入国制限に「水際はほどほどに。国内の医療とか検査とかに…」

[ 2020年3月9日 12:23 ]

テレビ朝日の社屋
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 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が9日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。安倍晋三首相が5日に新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で突然、中国、韓国からの入国制限を強化すると表明したことに言及した

 中国、韓国について発行済み査証(ビザ)を無効とし、韓国、香港、マカオは観光目的など90日以内の短期滞在で認めていたビザの免除も停止。運用は9日から月末まで。さらに、中韓からの入国者への検疫も強化。検疫所長が指定する場所で2週間待機し、国内の公共交通機関を使用しないよう要請する。また、中韓からの入国者数抑制のため、航空便の到着先を成田空港と関西空港に限定し、船舶も旅客運送の停止を求める。

 岡田教授は、入国制限の効果について「限定的だと思われます」とし「こんなに世界に広がって国内でこれだけ患者がいるわけですから、もう水際よりも…水際はほどほどに。国内の医療とか検査とか薬とか発熱外来だとか看護師や医師へのケアだとか特別老人ホーム、介護士さんへの対応だとか、そういうことにかじ切りをお願いしたいと思っております」と話した。

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2020年3月9日のニュース