恵俊彰　マスク大量出品の静岡県議に「大事なのは今、必要な人たちに届かなきゃいけないってこと」

恵俊彰
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　タレントの恵俊彰(55)が9日、MCを務めるTBS「ひるおび！」（月～金曜前10・25）に出演。静岡県焼津市選出の諸田洋之県議（53＝無所属）が医療用マスクを大量にネットオークションに出品していたことに言及した。

　新型コロナウイルス感染拡大によりマスクの品薄が続き、1セット2000枚がおおむね数万～十数万円で落札されていた。諸田氏は出品を認めた上で「在庫品の出品だ。1円からのスタートで市場価格に任せていたので問題ない。悪いことをしたとは思っていない」としていたが、9日の記者会見では「マスクの市場価格が上がっていく状況を「需要が高まっているんだろうなと意識していた」とし、記者から出品に対する認識を問われると「道義的な責任があり、県議として配慮を欠いていたと反省している」と述べた。

　恵は「1973年のオイルショックの時の法律でしたっけ、今は緊急事態だから転売はやめてくださいねって話」と、政府が5日の新型コロナウイルス感染症対策本部会合で、品薄が続くマスク確保に向けた総合的な対策をまとめ、国民生活安定緊急措置法を適用してインターネット上などでの転売行為を禁止し、違反に刑事罰を科すとしたことに触れた上で「とにかく今これが大事ですよね、3月5日の国民生活安定緊急措置法。この目的が何かっていうと、大事なのは今、必要な人たちに届かなきゃいけないってこと。そこですよね、思いは。そこを分かればこういうことにはならないんじゃないかと思うんですが」と話した。