羽生九段 藤井七段のタイトル獲得時期「いつそういう舞台に出ても全くおかしくない」

[ 2019年5月12日 19:34 ]

将棋アベマTVトーナメントの収録後、取材に応じる羽生善治九段(右)と藤井聡太七段
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 将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(16)が12日、都内で行われた非公式戦「第2回AbemaTVトーナメント」の収録に参加した。大会ルールを発案した羽生善治九段(48)が解説を務め、収録後にともに取材に応じた。

 平成の将棋界を代表する存在の羽生と、令和の飛躍が期待される藤井の共演は、平成終盤の4月29日に開催された日本将棋連盟主催のイベント「棋才 平成の歩」以来。新たに令和の時代を迎え、最初の目標を問われた羽生は「通算の勝ち星の記録が大山先生に近づいている(歴代最多1433勝にあと4)ので、それを一つの目標にしていければ」と間近に迫った大記録を掲げた。

 一方の藤井は「タイトルと言いたいところですけど、実力がなければなし得ないことなので、実力をつけることを目標にやっていきたい」と語った。藤井の初タイトル獲得の時期について、羽生は「もう朝日杯を連覇しているし、いつそういう舞台に出ても全くおかしくない。ただ最近はほかにも強い棋士はいっぱいいるので、どうなるかはやってみないと分からない」と冷静に指摘した。

 2人は昨年2月、一般棋戦の朝日杯オープン戦準決勝で対戦し、藤井が勝利を収めた。今後はタイトル戦など、上のステージでの再戦に期待が集まる。再戦について羽生は「公式戦の対局は1年以上空いてしまったので、今年はどこかで対局できたらいいなと思っています」と話すと、藤井も「羽生先生は常に第一線で活躍されている。まず自分が勝ち上がって、対局の機会を得られるように頑張りたいと思います」と応じた。2人は近日中に開幕する王座戦決勝トーナメントで同じブロックに入っており、ともに1回戦に勝てば準々決勝で対戦の可能性がある。

 AbemaTVトーナメントは持ち時間各5分で開始し、1手ごとに5秒が加算される「フィッシャールール」を採用した、公式戦にないスピード感で指される早指し戦。プロ棋士が自ら対局時計を押し合い、指し手を急ぐあまり駒が手や駒台からこぼれるなどのハプニングもみられる。藤井は昨年の第1回優勝者として、8人による決勝トーナメントの1回戦から出場。第1回でベスト4だった羽生は、今回は出場していない。

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