藤井七段 V賞金750万円は「貯金」、受け答えも大人に進化

[ 2019年2月17日 05:30 ]

将棋 第12回朝日杯オープン戦

朝日杯オープン戦を制しトロフィーを手に笑顔の藤井七段(撮影・島崎 忠彦)
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 藤井七段は、昨年にはなかった「余裕」を漂わす場面も見られた。

 決勝終了後は別室の大盤解説会場で感想戦を行い、最後に締めのあいさつ。次に向かった対局場でも司会者に促され、ファンに謝意を丁寧に述べた。続いて同所で行われた表彰式後も「最後に一言」とコメントを求められ「またあいさつをするとは思っていませんでした」と切り出し、場内の笑いを誘った。

 主催者インタビューでは3連覇の可能性について早くも尋ねられたが「今年は(全4局とも)全て後手。来年は先手が(振り駒で)少しでも出てほしい」と返して拍手を浴びた。賞金の750万円の使い道には「ひとまず貯金してゆっくり考えたいと思います」と、八重歯をのぞかせながら大人の回答。棋力同様、受け答えも成長中だ。

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2019年2月17日のニュース