シャーロット「いだてん」大河ドラマ初出演に涙、並々ならぬ努力で役作り

[ 2019年2月17日 06:00 ]

「いだてん」で竹野内豊演じる日本選手団監督・大森兵蔵(ひょうぞう)の妻、大森安仁子(あにこ)を演じるシャーロット・ケイト・フォックス(C)NHK
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 NHKの大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(日曜後8・00)に女優のシャーロット・ケイト・フォックス(33)がレギュラー出演。竹野内豊(48)が演じる日本選手団監督・大森兵蔵(ひょうぞう)の妻、大森安仁子(あにこ)を好演している。14年の連続テレビ小説「マッサン」で朝ドラ初の外国人ヒロインを務めたシャーロットが大河初出演。彼女の凄みは日本語せりふをマスターする努力はもちろんのこと、プロフェッショナルな役作りにある。出演に合わせてメディアの取材に応じ、作品への思いを明かした。

 シャーロットが演じる安仁子は米国人女性で、米留学中の兵蔵と出会い、大恋愛の末に国際結婚し来日。ストックホルム五輪に参加する金栗四三(中村勘九郎)、三島弥彦(生田斗真)にテーブルマナーや英語などを指導するが、強気な言動が誤解を生んでトラブルを起こすことになってしまう。夫役の竹野内とは息ぴったり。宮藤官九郎氏の脚本で安仁子を生き生きと演じている。

 ――大河ドラマ出演が決まった時の気持ちをお聞かせください。

 「大河ドラマに出られるって思っていなかったので泣いてしまいました。やっぱり大河ドラマに出るということは、日本の役者さんでも大変なことだと思いますし、オファーをいただいてから、共演させていただく方の名前を調べたら、有頂天になっちゃったんです。やっぱり役者として、優れた役者さんたちとお仕事できるというのは、一番の喜びだと思います」

 ――演じる大森安仁子さんについてですが、どのように調べて役作りされたのですか。

 「彼女が生きた時代背景はどうだったか、彼女が住んだ町はどうだったかと図書館やネットで調べ、120ページくらいの資料をまとめたバインダーを作りました。どのようにして兵蔵さんと会ったのかとか、家系図含めてできる限り足を使って調べました。そして、役作りをするときに頭の中をいったんブランクにして、例えば“安仁子さんだったらどういう服を着たのかしら”“安仁子さんだったらどういう色が好きなのかしら”と安仁子さんだったら…という質問をもとにして、ブランクを埋めていく作業をさせていただいた」

 ――朝ドラ「マッサン」で演じたエリーと、今作で演じる大森安仁子の似ている部分はありますか。

 「2人とも国際結婚ですし、共通点がいっぱいあると思いますが、安仁子さんは“ファイター”というイメージ。『マッサン』のエリーさんは穏便なイメージ。『マッサン』のエリーを演じたときは、私自身初めて日本に来て長時間のお仕事だったので、役柄と自分が重なっていました。自分自身の人生のように演技をしました。『いだてん』の安仁子さんは、兵蔵さんのために戦う人。エリーはかわいい部分がたくさんありました。安仁子さんは、もしかしたら可愛らしさはないかもしれません。日本語に関しても、相手にどう思われようが、日本語を間違えようが、とにかく兵蔵さんのために自分の考えを押し通すように演じています」

 ――夫・兵蔵を演じる竹野内さんの印象はいかがですか。

 「竹野内さんは凄く魅力的でチャーミング。そして、地に足がついた物事に動じない落ち着いた男性の素晴らしさがあります。そういったものが全部、兵蔵さんの役の中に反映されているんじゃないかと思います。現場では“英語だとどうやって話したらいいか”とか“どうすれば面白くなるかな”とか私の意見を聞いてくださる。お互いに助言をしたりもらったりして共同作業をしている感じです」

 ――第7話では金栗四三と三島弥彦にテーブルマナーを教える場面があります。

 「最初は教える立場なので2人に厳しく接するのですが、王室ディナーでワインやシャンパンといろいろな飲み物がたくさん出てくるので、最後は安仁子さんがいい気持ちになってしまって…。酩酊(めいてい)まではいかないけれど、本当の安仁子さんが出てきます(笑)」

 ――金栗四三を「43(フォーティスリー)!」と叱る面白い場面があります。撮影する前にどのような気持ちで臨みましたか。

 「“43(フォーティスリー)”と呼び捨てにしたのは、四三さんを信頼してるから、直接的な言葉が出たんだと思います。私自身の経験ですが、演技の勉強で通った大学の先生がとても意地悪に感じたときがあったんです。卒業する時に“なんで私に厳しいんですか”と聞いたら“あなたのことを信じてたからよ”って言われました。そのやりとりを思い出しながら役作りをしました」

 ――大日本体育協会での嘉納治五郎、兵蔵、永井道明、可児徳とのコミカルなやりとりも印象的です。

 「コミカルなシーンでは特にテンポを気にしています。私にとって日本語はやはり第2言語なので、テンポを落とさずに反応できるように準備してますね。大日本体育協会での印象深い出来事は、やはりみなさんの素晴らしい演技。お芝居の中ですごく細かいリアクションを取っていたりするので、そういうところもみていただけたらと思います」

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