「いだてん」中村勘九郎、北九州マラソンでランナー応援「四三さ〜ん!」掛け声に笑顔

[ 2019年2月17日 17:04 ]

手を振ってランナーを応援する(左から)増田明美さん、中村勘九郎、君原健二氏
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 NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(日曜後8・00)の前半の主演を務める歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)が17日、「北九州マラソン2019」のファンランでスターターを務め、ランナーに声援を送った。

 「日本マラソンの父」と呼ばれ、日本人初のオリンピアン金栗四三を演じる勘九郎は、女子マラソンのレジェンド増田明美さん(55)と、1968年メキシコ五輪マラソン銀メダリストの君原健二氏(77)とともにスタート台に立ってランナーたちを激励した。

 マラソン大会初経験の勘九郎は「金栗先生のお言葉“体力・気力・努力”で頑張ってください!」と熱いエール。スタート台で見送る勘九郎は、「金栗さ〜ん!」「四三さ〜ん!」「いだてん見てるよ」という掛け声に「ありがとうございます!」と笑顔で応じた。

 増田さんは「いだてん」で話題になっている四三の呼吸法「スッスッハッハッ」をマイクパフォーマンスで披露しながら登場し「私は走りませんが、夫が『増田明美の夫』というゼッケンをつけて走ってますので見かけたら、優しくしてやってください!」とスタート前の緊張した空気を和ませた。

 レース後には表彰式会場ステージで君原氏とトークショーを開催した。君原氏が金栗四三の孫弟子に当たると自ら説明。秘蔵写真を披露しながら生前の四三さんと食事した思い出話などを語った。

 昨夏ストックホルムで撮影を行った勘九郎は「演じているだけでも凄いプレッシャーでした」と胸の内を明かしながら「五輪に3度出場した君原さんが受けた実際の重圧は想像を絶する…」と感嘆するばかり。レジェンドからの話を聞くと「君原さんにお会いできて、本物の金栗さんもこういう芯の通った、しなやかな方だったんだろうと確信しました」と感想を語った。

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