市原悦子さん告別式、500人参列 電撃・南部“名付け親”だった「先生」偲ぶ

[ 2019年1月18日 14:48 ]

市原悦子さんの告別式に参列後、取材に応じる電撃ネットワーク・南部虎弾(撮影・村上 大輔)
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 心不全のため12日に82歳で死去した女優の市原悦子(いちはら・えつこ、本名塩見悦子=しおみ・えつこ)さんの告別式が18日、東京・青山葬儀所で営まれた。俳優の中尾彬(76)池波志乃(63)夫妻をはじめ、パフォーマンス集団「電撃ネットワーク」の南部虎弾(67)、俳優のベンガル(67)、林遣都(28)、相島一之(57)、フリーアナウンサーの赤江珠緒(44)ら芸能関係者ら約500人が参列した。

 南部は「『奇跡の人』を見て、事務所のオーディションを受けて、市原さんに入れていただいた。“南部虎弾”という名前(芸名)でいいですか?と市原さんに承認していただいて、それからの付き合いです。(市原さんは)先生です」と“名付け親”という市原さんとの意外な関係性を明かした。好きだった人の名字から“南部”、ジョン・トラボルタから“トラ”を取って決めたといい、「市原さんに『いいわよ、とらちゃん』と言っていただきました」と懐かしんだ。

 同じ事務所には2年ほどしかいなかったが「今になってやっぱりあの人を訪ねてよかったなって思いますね」としみじみ。市原さんから演技の仕事の誘いもあったというが「とても側にやれるような状況ではなかったので、僕は役者の世界は諦めて、今の世界の方に走りました」と回顧した。

 最後に会ったのは篠山紀信氏の写真集「人間関係」の撮影。「市原さんと電撃ネットワークが一緒に写真を撮ってもらったのが最後だった。それから20年ぐらいお会いしてなくて、お互い年を取ったのがピンとこなかった。ずっと申し訳ないなと思っていた。しばらくお会いしてなかったので」と悔んだ。

 祭壇には「ありがとうございました」と感謝を伝えた。電撃ネットワークのパフォーマンスを市原さんが見ることはなかったというが、「認めてくれないと思います。ただ、気性の激しい役が天才的なので、どっか合うところがあるんじゃないかと」と笑顔を見せた。

 式では、はじめに市原さんの代表作がまとめられた映像が約10分間流れ、市原さんの初主演映画「蕨野行」の恩地日出夫監督(85)が弔事を行った。一般ファン用の祭壇も設けられ、出棺の際には市原さんのオリジナル曲「年老いた女役者の歌」が流れる中、「悦ちゃーん」「桜乙女」などと書かれた手書きのメッセージを掲げるファンの姿も見られ、手を振って名女優との別れを惜しんだ。

 ▼中尾彬 悦ちゃんとは50年。一番いいですよね。何を言わなくてもわかってくれる。感性がすごくて、何か、温かい肉まんみたい。セリフを半拍ずらすところが、考えているのか、逆に鋭いのか。それが楽しみでしたね。

 ▼池波志乃 2時間ドラマでいろんな立場同士の役をやらせてもらって、それがごちゃごちゃになっちゃって。いつからセリフに入ったのかわからないことが多くて、すごいなって、不思議なリアリティーがある方だった。すごく温かくて、とっても助けていただきました。森のような祭壇で、ずっと声とか歌が聞こえていたので、逆に現実感がなくなってしまいました。今も外から『なんで?』って出てきそう。

 ▼ベンガル 本当に驚いて、急だったので。いつか仕事をご一緒させていただけると思って楽しみしていた。いろいろと現場でお世話になりました。怒られたことはないですね。優しいですけど、優しく声を出されてもその奥に強いものを感じて、悦子さんは怖いなっていうのが反面ありました。10年以上お会いしてなくて、本当に残念です。

 ▼赤江珠緒 朗読会でご一緒させていただいて、生で市原さんの語りを聞かせていただきました。朗読会の稽古を見ていただいたのが忘れられません。いろいろ言っていただいて、お世話になりました。子供の頃からファンで、ただただ永遠にファンです。

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