谷川浩司九段 都成竜馬五段との師弟対決制し王位戦挑戦者決定リーグへ進出

[ 2019年1月18日 20:19 ]

大阪市内の関西将棋会館で行われた王位戦予選のブロック別決勝で実現した初の師弟対決で都成竜馬五段(右)に勝った谷川浩司九段
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 将棋の谷川浩司九段(56)が18日、大阪市内の関西将棋会館で行われた王位戦予選のブロック別決勝で弟子の都成竜馬五段(29)と対戦し、105手で勝利した。2人の公式戦での対局はこれが初めて。勝った谷川は挑戦者決定リーグへの進出を決めた。

 都成は谷川の唯一の弟子として知られ、2016年4月に年齢制限ぎりぎりでプロ棋士となる四段に昇段。今年3月には五段となった。まだ奨励会三段時代に新人王戦に優勝したり、今年度の勝数ランキングで7位(27勝、17日現在)に付けるなど若手のホープの1人と目されており、イケメン棋士としても人気を集めている。

 谷川は通算タイトル獲得27期(王位6期、名人5期、王将4期など)を誇る実力者。現役棋士では羽生善治九段(48)の99期に次ぐ2位の数字だ。

 師弟対決では最年少棋士・藤井聡太七段(16)と杉本昌隆七段(50)が昨年3月、王将戦予選で対戦。藤井が勝ち、将棋界で弟子が師匠を負かす“恩返し”を実現したことでも話題となった。

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2019年1月18日のニュース