吉澤ひとみ被告 執行猶予4年程度か 保釈金は「妥当な範囲の中で高めの金額」

[ 2018年9月28日 05:57 ]

保釈される吉澤ひとみ被告(撮影・白鳥 佳樹) 
Photo By スポニチ

 酒気帯び状態で車を運転し、ひき逃げをしたとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で起訴された元「モーニング娘。」の吉澤ひとみ被告(33)が27日、勾留先の警視庁原宿署から保釈された。深く頭を下げ、小さな声で「申し訳ありませんでした」と謝罪した。早ければきょう28日にも、所属事務所から無期限謹慎など厳しい処分が下されるとみられる。

 吉澤被告の量刑について、フラクタル法律事務所の田村勇人弁護士は「1年6月から2年の懲役、執行猶予4年程度になるのではないか」と話した。26日に吉澤被告は自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で起訴された。田村氏は「過失運転致傷、酒気帯び運転、救護義務違反が適用される可能性が高い」と説明した。

 今月6日に逮捕され、16日が勾留期限だったものの、10日間延長。逮捕後の吉澤被告は時間がたつにつれて供述内容が変わっており「曖昧な供述をしたため、裏付け捜査に時間がかかったのだろう」と分析した。保釈金の300万円については「妥当な範囲の中で高めの金額」と指摘した。

 ≪交通事故相場は150万円≫保釈金は、被告人が出頭しない場合には没収されるため、被告人の経済状況や罪の重さなどで決められる。交通事故での相場は150万円ほどとされるが、飲酒やひき逃げなど悪質性が加わればその分、金額が上がる。過去に有名人の支払った保釈金としては、覚せい剤取締法違反の元プロ野球選手の清原和博氏は500万円。同法違反の歌手のASKAは700万円だった。また、著作権詐欺の音楽プロデューサー小室哲哉は3000万円、脱税の野村沙知代さんは5000万円だった。

続きを表示

この記事のフォト

2018年9月27日のニュース