転換期のAKB48グループ、「ポスト平成」担う有望株が爪痕残せるか

[ 2018年9月27日 09:30 ]

AKB48の小栗有以
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 日本のアイドル界に10年以上君臨するAKB48グループが大きな転換期を迎えている。それを物語るのが24日に発表された新曲「NO WAY MAN」(11月28日発売)の選抜メンバーだ。

 単独センターを務めた宮脇咲良(20)は日韓12人組ガールズグループ「IZ*ONE」に専任するため近く2年半にわたってグループを離れる。6月の選抜総選挙で1位を取ってから休養に入り、今月復帰したばかりの松井珠理奈(21)も、じゃんけん大会で選抜を決めたシングルをのぞけば初めて選抜から外れた。卒業が迫る山本彩(25)の名前もなかった。このままいけば近年の48グループの中枢を担ってきたHKT、SKE、NMBのエースがAKB名義の新曲発売のタイミングで稼働しないことになる。CD売り上げで痛手になることは間違いない。

 裏を返せば、これまでふさがっていたポジションがガラ空きになるということ。選抜に入っている指原莉乃(25)、柏木由紀(27)、横山由依(25)、須田亜香里(26)らは既に確たる地位を築いている分、若手メンバーにとっては絶好のアピール機が到来したとも言える。

 総選挙の選抜メンバー16人が歌う「センチメンタルトレイン」は24日に確定した10月1日付オリコン週間ランキングで約144万9000枚を売り上げ初登場1位。ピーク時よりメディア露出は一段落したとはいえ、地力の強さは他の追随を許さない。

 「NO WAY MAN」の選抜メンバーにはAKB小栗有以(16)、NGT荻野由佳(19)、SKE菅原茉耶(18)、NMB白間美瑠(20)、STU瀧野由美子(21)、HKT田中美久(17)といった各グループの有望株が名を連ねた。「ポスト平成」のグループを担う存在として、爪痕を残してくれることを願っている。

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2018年9月27日のニュース