仮面女子・猪狩ともか退院を報告「ここからが本当の頑張りどき」

[ 2018年9月27日 12:37 ]

9日に行われたプロ野球・西武―ロッテ戦で笑顔で始球式を行う仮面女子・猪狩ともか
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 不慮の事故で脊髄損傷の大ケガを負ったアイドルグループ「仮面女子」のメンバーの猪狩ともか(26)が26日、自身のブログを更新し、退院したことを報告した。

 猪狩は「9月26日。本日、退院いたしました!!」と明かし、「突然の事故から5ヶ月半の入院生活。長かったようなあっという間だったような…。んんーーーー。でもやっぱり振り返ってみるとすごく長かったな。四捨五入したら半年だもんね」と思いをつづった。

 「最初は自分の状況もよくわからず、リハビリの趣旨も理解できないまま日々を過ごしていました。自分でご飯を食べることも、着替えをすることも、お風呂に入ることも、あげればキリがないけど。車椅子に乗ることもできなかった」と振り返った猪狩。「でも今はだいたいの動作は自分でできるようになりました。たまに手を借りることもあるけど、何もできなかったときの自分からは別人のように感じます」とリハビリに励んでいることを報告した。

 「8月中旬に予定していた退院がどんどん伸びていくたびに凹んだけど、いざ退院が近くなると『やっぱりまだ病院にいたいな?』なんて思ったりもしました。マリッジブルーならぬ、退院ブルーでした」と複雑な心境になっていたことも吐露。「入院生活でたくさんの出会いがありました。看護師さんに最後のお礼を言ったとき涙が溢れてしまいました。患者さんたちとも仲良くなって、お別れするのが寂しかった。なんだか大切なものを失ってしまうような、そんな感覚になりました」と続けた。

 それでも「何が不安なのかもわからない漠然とした不安だけど、今後も前向きに過ごしていきたいです。ここからが本当の頑張りどきなんだと思います」と決意。「入院生活、本当にたくさんの人に支えられました。応援してくれる皆さん。メンバー、事務所の皆さん。関係者の皆さん。病院で関わった皆さん。友達。そして家族。周りの全ての人に感謝です。ありがとうございました!!!!誰も面会に来ない日が1日も無く、病室はいつも賑やかでした」と周囲に感謝しつつ、「思い出がたくさん詰まった景色です。ああーーーー。5ヶ月半の想いを記事ひとつになんてまとめられない!!とにかく明日からも笑顔で頑張ります!!」と前を向いた。

 猪狩は4月11日、東京都文京区の湯島聖堂の敷地内にあった案内板が強風で倒れた際に下敷きとなり、腰の骨を折るなどして病院に搬送。脊髄損傷の大けがから両下肢まひとなった。それでもリハビリを経て、8月26日には東京・秋葉原の「仮面女子CAFE」での公演に車いす姿で参加し、ステージ復帰していた。

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2018年9月27日のニュース