田中圭を24時間生配信 「おっさんずラブ」ブレークきっかけ「吉田鋼太郎さんとか…」

[ 2018年9月27日 04:00 ]

AbemaTV「田中圭24時間テレビ」取材会映画「愛しのアイリーン」初日舞台あいさつに出席した田中圭
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 テレビ朝日「おっさんずラブ」でブレーク中の俳優の田中圭(34)の様子を24時間生放送するAbemaTV特別番組「田中圭24時間テレビ」が12月15〜16日に放送されることが26日、明らかになった。

 田中の様子を24時間生配信しながら、24時間で“俳優・田中圭”のドラマを作り上げていく企画。1時間ごとに2分程度の1シーンを撮影していき、エンディングでは、それまでの23シーンを編集したものと、生ドラマ形式の24シーン目を合体させ、1本のドラマに仕上げる。企画・演出を人気放送作家の鈴木おさむ氏(46)、ドラマの脚本は鈴木氏と「東京タラレバ娘」などで知られる人気漫画家の東村アキコ氏(42)が共同で手掛ける。東村氏がドラマの脚本を担当するのは今回が初めて。

 鈴木氏と田中は「芸人交換日記〜イエローハーツの物語〜」「僕だってヒーローになりたかった」といった舞台などで何度もタッグを組んできた仲。田中は「おさむさんの作品が持つ力が僕は凄く好きで、そこに関われるならっていうのがある。人柄にも憧れていて、自分にない景気を見ている人には憧れるし、おさむさんは間違いなくそういう人。おさむさんとは信頼関係がある」と全幅の信頼を寄せる。鈴木氏も「僕は、田中圭という役者のポテンシャルを凄い理解しているんです。『おっさんずラブ』でブレークしましたけど、田中圭のポテンシャルを世の中に知らしめたいんです。セリフ覚えるのも速いし、演技もうまいし、ゲストと合わせるのも凄い。僕のプランでは、長いセリフをその場で渡して、速攻で(覚えて)凄いじゃん!って(やるとか)。そういう田中圭の凄さを見せつけたい。(体は)きたえておいてくださいね、そういうシーンもたぶんありますから」と不敵に笑った。

 そもそも、この企画が誕生したきっかけは「おっさんずラブ」での田中のブレークだった。鈴木氏は「圭くんとは何年かに1回、舞台をやらせてもらって、お互いの成長を確かめ合うみたいなところがあって、今年はこういう形(おっさんずラブ)で圭くんのポテンシャルが世の中に伝わった。個人的にこれが凄くうれしかった。うれしいなと思った時、今の圭くんで最高の企画ができないかなと思った。ドラマとか映画ではなく、世の中が驚くことができなかなと思った時に、圭くんで24時間ドラマ作るっていうのをふっとわいた」と回顧。「圭くんだから思いつきました。圭くんじゃないとできないと思いました」と田中ありきの企画であることを強調した。

 そんな田中が演じるのは“俳優・田中圭”本人。それでも、ストーリーはあくまでもフィクション。鈴木氏は「とにかくいろんなことを演じさせたいんです。本人であれば、時代劇をやってもいいわけで。いろいろな圭くんのポテンシャルを表現するために“俳優・田中圭”をベースに置こうかなと」とその理由を明かした。

 今回は1シーンごとに24人のゲストが登場する。田中が「ゲストの方とその場で作り上げていくのが楽しそう。人見知りだから、うわって人が来たら嫌だけど、それでも楽しそう」と目を輝かせれば、鈴木氏も「掛け合いが多いシーンで、お互いに直前で台本を見せて、役者同士でパッと覚えて、どれぐらいできるのかっていうのも興味がある。役者さんって凄い!っていうのを生でいろいろな形で伝えられたらいい」とした。

 そんなゲストのプランについて、田中は「頼むから、知っている人が来てほしい。もともと持論として、敵同士だろうな何だろうが、お芝居はどんなシーンでも仲がいいほうがいいと思っていて、顔合わせとかも飲み会すればいいのって思っているぐらい。だから、連ドラでも(初共演だと)いつも1話から3話ぐらいまで人見知り解消の期間になる。その理論を当てはめると、(今回の企画では)人見知りのままで終わってしまう。だから、知ってる人が来てほしい」と懇願。「それこそ、お芝居がうまくて、僕が知っている人で頼りがいがある人ってなると…吉田鋼太郎さんとか。あとは、先輩なんだから出ろよ、小栗旬みたいな」と「おっさんずラブ」での共演が記憶に新しい俳優の吉田鋼太郎(59)や所属事務所の先輩である俳優の小栗旬(35)の名前を真っ先に上げた。この提案に、鈴木氏も「いいですね。鋼太郎さんとかも『おっさんずラブ』のイメージが強いっていうのもありますけど、いいかも。そういうのもありかもしれない」とまんざらでもない様子。年末の“夢の共演”にも期待が高まりそうだ。

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