坂上忍 貴親方の姿勢「野党みたいで健全だった」横野レイコ氏は「協調性あれば」

[ 2018年9月27日 16:11 ]

俳優の坂上忍
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 俳優の坂上忍(51)が27日、MCを務めるフジテレビ「バイキング」(月〜金曜前11・55)で、相撲界を離れる決断をした貴乃花親方について言及。日本相撲協会への対決姿勢を「ちゃんと野党がいた」と表現、また親方の今後の活動に触れ、一ファンとして応援していく意向を示した。

 角界だけでなく芸能界など多方面で衝撃が走った「平成の大横綱」の決断。引退を悲しむ声があふれている中、番組ではこの日、好角家のデーモン閣下がつづったブログや、尾車親方の発言を紹介。デーモン閣下は25日のエントリ―で「入門前、小学生の時からカメラに追われ、良くも悪くも常に脚光を浴び続けた貴乃花親方は、個人競技である相撲の“孤独”を誰よりも知り尽くし、弟子たちにもその厳しさを伝えようとしていたように吾輩は思う」とつづり、また尾車親方は報道陣に対し「一門に入らないと辞めないといけないというのは一切なかった。僕とか理事長とか芝田山さんとかに意見をぶつけてくれれば良かったのに」とコメントしていた。

 引退を「残念です」と話したのは相撲リポーターの横野レイコ氏(56)。閣下が記した貴乃花親方の“孤独”について「現役時代なら尊かったが、親方になったら、協調性や柔軟性があれば、もっと輝けていけたのになとあらためて思う」と話し、また、尾車親方の意見についても「(自分の意見を)ぶつけることができるのだったら、辞めなかったという気持ちはあると思う。そう思い込んでしまったというところはある」と話した。

 坂上は、貴乃花親方の立場がどんなものであったとしても「いることによって、ちゃんと野党がいるみたいな見方ができで、いるだけで健全な感じがしていた。それだけ存在感や影響力があったということ」と、その大きさについて言及。さらに「本当に辞めてほしくないんですけど、あの人は辞めるって話したんだったら辞める人。(今後は)一ファンとして応援するしかない」とさみしそうに語った。

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2018年9月27日のニュース