来年大河「いだてん」猛暑に負けず出演者の思い激アツ!竹野内豊「今までにない宮藤官九郎さん」

[ 2018年7月20日 17:26 ]

「いだてん」ロケに顔をそろえた(前列左から)杉本哲太、生田斗真、中村勘九郎、役所広司、竹野内豊(後列左から)武井壮、近藤公園、満島真之介、永山絢斗、古舘寛治、シャーロット・ケイト・フォックス
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 来年のNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(2019年1月スタート、日曜後8・00)のロケが20日、茨城県つくばみらい市のワープステーション江戸で公開され、主演を務める歌舞伎俳優の中村勘九郎(36)らが参加。現場では収録の合間に取材会が行われた。

 大河ドラマ58作目。連続テレビ小説「あまちゃん」(13年前期)をヒットに導いた人気劇作家の宮藤官九郎(48)が大河ドラマの脚本を初担当し、20年の東京五輪を控え「日本と五輪」をテーマにしたオリジナル作品。日本が五輪に初参加したストックホルム大会の1912年から東京大会の64年までの52年間を描く。

 前半が勘九郎、後半が俳優の阿部サダヲ(48)と主演リレー形式。勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(たばた・まさじ)を演じる。

 主演の勘九郎は今年1月から本格的に身体を絞ったといい、精かんな顔つきで「豪華で素敵でちょっと奇抜な俳優陣と、この暑さに負けない熱い気持ちでいいものを撮ろうとするスタッフさんたちと一緒に撮影ができて本当に幸せ。こんな大河見たことないとおっしゃってもらえるような最高の作品になっていると思うので、是非期待していてください」と充実した表情。

 金栗四三の盟友で、四三とともに日本初のオリンピック選手に選ばれる三島弥彦役の生田斗真(33)は「ロケもとんでもないスケールでやらせてもらっている。共演者の熱い思いを受けて、とてもワクワクして演じています。視聴者の方々に早く届けたいです」とアピールした。

 ▼永山絢斗(東京高等師範学校の後輩、野口源三郎役)大河は撮影期間が長いので、一つの役を長く演じられるのは幸せなこと。ゆっくりじっくり、そして早くキャラクターをつかんで最後まで役を全うしたいです。

 ▼満島真之介(日本最初のスポーツ同好会「天狗倶楽部」の名物男・吉岡信敬役、日本最初の応援団長)皆さまお疲れ様です!日本最初の応援団長です。役所さんに言ってもらったのですが、人生で一番のハマり役だと思っています(笑い)。これから日本は東京五輪に向けて盛り上がっていくと思いますので、僕も精一杯やらせていただきます。よろしくお願いします!

 ▼近藤公園(「天狗倶楽部」の頭脳派・工学博士、中沢臨川役)奇抜な格好をしている集団ですが、明治時代からこういうスポーツを愛し、ただ純粋にスポーツを楽しむ元気の権化「天狗倶楽部」は本当に面白いグループだと思いますので、その面白さをニヤッと見てもらえるような存在でいたいと思います。

 ▼武井壮(「天狗倶楽部」を創設した押川春浪役)日本初のスポーツ愛好会「天狗倶楽部」のリーダーをやらせていただきます。記念すべき2020年東京五輪の前年に、オリンピックを題材とした作品に出演させてもらえるのは、25年間アスリートとして活動してきた中で本当に幸せ。この中で俳優としてのキャリアは最も低く、力不足な面もあると思いますが、アスリートとしてタレントとして培ってきた全ての総合点で、視聴者の方々に失礼にならないような演技をしたいと思います」

 ▼シャーロット・ケイト・フォックス(大森兵蔵の妻・大森安仁子役、アメリカ人の令嬢で画家)こんなに素晴らしいアーティスト、俳優さんたちとご一緒できてとても感謝しています。台本はとても面白く、私の演じる役も(朝ドラの)前の役とはちょっと違います。これからが楽しみ。最後まで頑張ります」

 ▼古舘寛治(東京高等師範学校の助教授、可児徳役)助教授の可児徳役(かに・いさお)を演じます。この凄いセットの中でとても楽しい役をやらせてもらっています。できあがりを見るのが楽しみですし、作品の放送を楽しみにしていてください。

 ▼杉本哲太(東京高等師範学校の教授、永井道明役)今日の暑さに負けないくらいの熱い、暑苦しいぐらいの男を演じています。取材会はマスコミの皆さんも暑いと思いますので、この辺で切り上げさせていただきます(笑い)

 ▼竹野内豊(ストックホルム大会の日本選手団監督を務めた大森兵蔵役)今日、久々に大河の現場に入って本当に皆さん熱い思いを持っているので、とにかく台本を読んでいても今までにない宮藤官九郎さんの個性が描かれている作品です。必ず素晴らしい作品になると思いますので是非楽しみにしていてください。

 ▼役所広司(金栗の進学した東京高等師範学校の校長で講道館柔道の創始者、嘉納治五郎役)猛暑の中、宮藤官九郎さんの面白い脚本で、中村勘九郎くんはじめ素晴らしい役者の皆さんと楽しく熱いドラマ作りをしています。もうすぐ阿部サダヲさんも参戦します。8月にはストックホルムに行ける俳優さんは数人ですが、この猛暑から離れてストックホルムへ行ってきます。残留組の方々は熱い日本で頑張っていただきたいと思います(笑い)。サッカーワールドカップ、テニスのウィンブルドンなど盛り上がる大会がありました。これからは東京五輪に向けて頑張っていきたいと思います」

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2018年7月20日のニュース