小朝“原点回帰”34年ぶり新橋演舞場 23日独演会「楽しんでいただきたい」

[ 2018年7月20日 07:00 ]

23日の独演会に向け、新橋演舞場前で意気込みを語る春風亭小朝
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 春風亭小朝(63)が34年ぶりに東京・新橋演舞場で独演会を開催する。歌舞伎座(東京)や南座(京都)など大劇場で公演を重ねてきた小朝にとってもその第1歩となったのが同劇場。23日の本番を前に熱く語った。

 演目は三遊亭円朝作の「真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)」から「豊志賀の死」、そして花魁(おいらん)と職人の純愛を描いた「紺屋高尾」の2席。「累ケ淵は寄席ではできない遊びを入れてまして、どういう効果が出るのかは見てのお楽しみ」と強調している。

 演舞場での初の独演会は1984年11月14日。「愛宕山」と「浮かれの屑(くず)より」を披露した。「お芝居の初舞台も演舞場。尾上菊五郎さんと三田佳子さんの“お富与三郎 宝暦相聞歌”で、たいこ持ちの役を頂きました。当時の松竹の永山(武臣)会長に大層褒めていただき、調子に乗って“今度独演会をやらせて”とお願いして実現したのです」

 34年前を懐かしそうに振り返りながら小朝は「大劇場公演の原点。楽しんでいただきたい」と気合十分だ。

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2018年7月20日のニュース