来年大河「いだてん」猛暑の中ロケ公開 主演・勘九郎「こんな大河見たことない」

[ 2018年7月20日 13:47 ]

「いだてん」ロケに顔をそろえた(前列左から)杉本哲太、生田斗真、中村勘九郎、役所広司、竹野内豊(後列左から)武井壮、近藤公園、満島真之介、永山絢斗、古舘寛治、シャーロット・ケイト・フォックス
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 来年のNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(2019年1月スタート、日曜後8・00)のロケが20日、茨城県つくばみらい市のワープステーション江戸で公開され、主演を務める歌舞伎俳優の中村勘九郎(36)らが参加した。現場では収録の合間に取材会が行われ、出演者が猛暑にも負けない作品への熱い思いを語った。

 大河ドラマ58作目。連続テレビ小説「あまちゃん」(13年前期)をヒットに導いた人気劇作家の宮藤官九郎(48)が大河ドラマの脚本を初担当し、20年の東京五輪を控え「日本と五輪」をテーマにしたオリジナル作品。日本が五輪に初参加したストックホルム大会の1912年から東京大会の64年までの52年間を描く。

 前半が勘九郎、後半が俳優の阿部サダヲ(48)と主演リレー形式。勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(たばた・まさじ)を演じる。

 「ワープステーション江戸」は、時代劇のオープンセットが建ち並ぶ、国内でも有数の野外型ロケ施設。この日のつくばみらい市は気温34度と猛暑の中での撮影となったが、金栗の進学した東京高等師範学校の校長で講道館柔道の創始者、嘉納治五郎役の役所広司(62)は「猛暑の中ですが、宮藤さんの凄く面白い台本をもとに、出演者の方々と熱くて楽しいドラマになっています」と暑さに負けないチームの結束力を力説。

 主演の勘九郎は今年1月から本格的に身体を絞ったといい、精悍な顔つきで「豪華で素敵で奇抜な方々と演じることができて本当に幸せ。こんな大河見たことない」と充実した表情。金栗四三の盟友、三島弥彦役の生田斗真(33)は「ロケもとんでもないスケールでやらせてもらっている。共演者の熱い思いを受けて、とてもワクワクして演じています。視聴者の方々に早く届けたいです」とアピールした。

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2018年7月20日のニュース