【柳沢慎吾のひとり甲子園“再現動画”】衝撃だった100年に1度の名曲「コンバットマーチ」登場

[ 2018年7月20日 09:01 ]

「コンバットマーチ」を口ずさんで拳を突き出す柳沢慎吾(撮影・会津 智海)
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 今じゃ甲子園に欠かせないブラスバンドの応援。その先駆けとなったのが半世紀以上前に誕生した「コンバットマーチ」(※文末の動画<1>参照)だ。どの高校も一度は使ったことがあるでしょ。「100年に1度の名曲」って言われてるぐらいだからね。早実(西東京)の試合でこれが演奏されると、オールドファンから若い人まで球場が異様に盛り上がる。

 初めて演奏されたのは1965年の早慶戦。作曲したのは早大4年生の応援部吹奏楽団員。それまで応援は、歌とか手拍子が中心だったから、この曲の登場は衝撃だった。

 これにライバル慶大も黙ってられない。日本の応援文化をリードしてきた自負がある。チアリーダーを初めて登場させたり、学ランじゃなくてセーター姿で声援を送ったりね。そこで翌66年に「ダッシュKEIO」(※文末の動画<2>参照)を生み出した。これも、いまや定番中の定番。応援の歴史をひも解いていくと、早慶戦につながるんだ。

 ちなみに早実応援団が右腕をグルグル回してグラウンドへ向けて突き出すあの動き。観客の気を集めて選手へ運んでるんだってね。「フレー!フレー!」っていう声援も、早大野球部が明治時代に米国遠征から持ち帰って広がったらしいよ。英語で応援のかけ声に使うのも「Hurray(フレイ)」って言うんだってね。

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