山田洋次監督 橋本忍さん悼む「まさに“師”の名に値する人」

[ 2018年7月20日 10:52 ]

山田洋次監督
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 「羅生門」「七人の侍」などの名作を手掛け、日本映画を代表する脚本家だった橋本忍(はしもと・しのぶ)さんが19日午前9時26分、肺炎のため東京都世田谷区の自宅で死去した。100歳。

 橋本さんの弟子で、1974年の「砂の器」(野村芳太郎監督)では共同で脚本を担当した山田洋次監督(86)は松竹映画を通じて「構成の鬼といわれたこの人から、シナリオの根幹はフレームにあるということを、ぼくは叩きこまれるように教わった。まさに“師”の名に値する人だった」とコメントを発表。「黒澤明と共に『羅生門』や『七人の侍』を世に出した、日本が世界に誇るに足る偉大な映画人を、ぼくたちは失った」と追悼した。

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2018年7月20日のニュース