藤井聡太七段、羽生竜王着想の早指し戦に挑む AbemaTVで異色将棋戦

[ 2018年5月22日 13:00 ]

史上最年少の15歳9カ月で七段に昇段した藤井聡太七段
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 将棋の藤井聡太七段(15)がAbemaTVで異色の将棋戦に挑戦することが22日、分かった。国民栄誉賞を受賞した羽生善治竜王(47)の着想から作られたルールで“将棋の早指し王”を決定する。番組名は「AbemaTVトーナメントInspired by羽生善治」で6月17日より毎週日曜午後7時から放送。

 持ち時間が増減する「AbemaTVルール」で対局。持ち時間5分で開始し、1手指すごとに5秒が加算。持ち時間が切れると負けとなるフィッシャールールを採用する。チェスでも用いられるルールで、対局は通常の将棋と同じく正座形式。一つの対局が約30分と将棋初心者でも楽しみやすいスピーディーな展開が見どころのオリジナルルールだ。トーナメントでは1度の顔合わせで三番勝負を行う。

 今回トーナメントに参加するのは、藤井七段をはじめ、高見泰地六段(24)、三枚堂達也六段(24)、近藤誠也五段(21)ら14人のトップ棋士。予選参加する12人はA、B、Cの3ブロック各4人に分かれ対決。三番勝負を2度制した2人、計6人が決勝トーナメントへ進出する。予選ブロックを勝ち抜いた棋士6人は、シード棋士の羽生竜王、久保利明王将(42)の2人と本戦トーナメントで対局を行い、優勝者を決定する。

 今月18日に竜王戦2期連続昇級を決め、史上最年少の15歳9カ月で七段に昇段した藤井七段。一挙手一投足が注目される天才棋士が挑む“異色の早指し戦”が話題となりそうだ。

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2018年5月22日のニュース