リリー・フランキー「パルムドール」戴冠 樹木希林の“雷”エネルギー含めての作品

[ 2018年5月22日 19:32 ]

期間限定バー「PRIME MOMENT Bar」のオープン記念イベントに出席したリリー・フランキー
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イラストレーターで俳優のリリー・フランキー(54)が22日、都内で行われた期間限定バー「PRIME MOMENT Bar」のオープン記念イベントに出席。主演を務めた是枝裕和監督の映画「万引き家族」が「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞のパルムドールを受賞したことを受け「素晴らしいこと。感動しました」とあらためて喜びを語った。

 故今村昌平監督の「うなぎ」が受賞して以来、21年ぶりとなる日本人監督による作品の戴冠。東京の下町を舞台に万引で生活費を稼ぐ一家を描いた同作で、リリーは息子と協力して万引を重ねる父親を演じた。

 「たまたま居合わせただけで、僕は何にもしてないんですよ」と謙遜しつつ、現地での上映会で9分間のスタンディングオベーションを体験したことを振り返り「本当にこの映画が愛されていることを肌で実感した。なにか(賞を)いただけると思っていました」と、戴冠の予感があったと話した。

 「是枝監督は(パルムドールを)いつ獲ってもおかしくなかった。それが今回だったということ」とリリー。また、カンヌへ向かう飛行機の中で、祖母役を演じた女優・樹木希林のに頭上付近に雷が落ちたエピソードも披露。「希林さんの真上に落ちたらしく、頭の真上の荷物とか、救命装置とか落ちてきた。それを希林さんが蓄電して、行くとこ行くとこ雷が落ちた。そんなエネルギーを含めての作品だった」と、ユーモアたっぷりに話していた。

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