前園真聖氏 ハリル氏解任で協会に理解 会見は就職のための「アピール」

[ 2018年4月29日 11:33 ]

元サッカー日本代表の前園真聖氏
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 元サッカー日本代表の前園真聖氏(44)が29日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)で、日本代表監督を電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(65)に言及。同氏が27日に行った会見は「これからの自分の就職」のためのアピールだとした。

 前園氏は会見でのハリル氏の意見を聞いたうえで「全員じゃないとは思いますけど、コミュニケーション不足があったというのは事実だと思う」とし、「僕はいろんな監督と接してきて、選手全員23人を満足させてあげるというのは難しい。試合にみんなは出られないから、そういう選手たちをちゃんと同じベクトルに向かわせるのがチームマネジメント。それが2カ月前で協会が判断したということはよっぽど何かあったということ」と協会の判断に理解。解任自体には「選手の中でそういう話があるというのは小耳に挟んでいた。メディアに対しても高圧的な関係性でうまくいっていないと聞いていたし、解任されるんだったら、もっと早くしたほうがお互い良かったかなと思う」と納得の様子だった。

 ハリル氏の会見には「今後、彼(ハリル氏)が海外の監督に戻るというのが一番の優先順位」としたうえで、「納得できない」「自分としてはコミュケーションは問題なかった」という思いから「ここでちゃんとこっちに非がなかったというのをアピールしたいというのを一番に感じました」と率直な感想。ただ「僕としては、監督は解任されることは当たり前。ハリルさんも2010年のW杯でコートジボワールの監督を務めていたが、同じように4カ月前に解任されている。状況は違うと思うが、プロならあり得ること」とキッパリ。「納得できなかったのと、たまっていなのかな」とハリル氏の思いを推測し、「一番はこれからの自分の就職にかかわること。(会見には)海外のメディアもいっぱい来ているので、負けは嫌だ、最低でも引き分けに持ち込みたい、という意図があった」とした。

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2018年4月29日のニュース