小室哲哉 会見で涙…「判決を聞いたような」不倫報道 「音楽制作、演奏からもすべて退く」

[ 2018年1月19日 14:02 ]

会見で涙を拭う小室哲哉
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 看護師の女性との不倫疑惑が報じられた音楽プロデューサーの小室哲哉(59)が19日、都内で記者会見を行い、引退を発表した。「音楽制作、演奏からもすべて退く」とした。オファーが来ている仕事に関しては「最低限のことは全うしていこうと思う」としつつも、自発的な音楽活動は本日を持って退こうと思います」と話した。

 「突発性難聴も今でも続いており、最近では音楽制作の締め切りも滞り始めた。皆さんの期待に応えられるのかどうか、17年の秋ぐらいの制作には自問自答でした。期待に応える音楽制作なのかなと。やり直しも増えてきた。やっとの思いで出来上がった仕事も多くなった。不安、懸念、自信のなさも増えてきた」と体調面での不安も吐露。今回の「週刊文春」の報道について、「僕から言ったら戒めなのかな」と漏らし、「判決を聞いたような気持ちを受けました」とした。

 「(自分の音楽が)優れたものなのか、優れてないものなのか。目まぐるしいエンタテイメント業界で役目が何があるのか、引退みたいなことが頭をもたげてきて、引退セレモニーみたいな夢を見た日々もここ1カ月、2カ月、3カ月もありました。自分の甘さから、こういった状況で、罪を償うとともに、自分の身体的な限界、僕の才能が必要なのか、もはやここまでなのかなと。自問自答を続けてきて、報道されたというか、報道していただいたという言い方が、僕から音楽の道を退くことが私の罪であると思いました」と引退した思いを明かした。

 これまでの楽曲については「楽曲は退かないで生きていってほしいと思っています。僕のものではなくて、歌う方のものなので、その方が生かしてもらえるものならそうなっていてほしい」。オファーについてはまだあるとし、それらについては「最低限のことは全うしていこうと思う」としながらも「自発的な音楽活動は本日をもって退こうと思います」と話した。

 妻のKEIKOを含め、メンバーなどにはまだ話をしていないといい、「ご迷惑をかけた償いとして、引退発表とさせていただきます」と涙を見せた。

 「今後の身の振り方は少し時間がいただきたい。勝手な苦渋の決断ではありますが、僕の償いでは精一杯です。これから生活水準とか下がったり、そうなるか計り知れませんが、こういった場所で皆さんに注目していただけることは最後なのかなと思います。実直に受け入れようと思っています」と涙を流した。

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