“さわやかな感じが不穏”EXO・カイ初主演ドラマ「春が来た」に視聴者支持高く

[ 2018年1月19日 17:35 ]

WOWOWプライムの「連続ドラマW 春が来た」に主演する「EXO」のカイ
Photo By 提供写真

 アジアの人気グループ「EXO」のカイが日本のドラマに初主演した、WOWOWプライムの「連続ドラマW 春が来た」(毎週土曜よる10時)が視聴者からの支持が高く、好調な滑り出しを見せた。

 昭和を代表する脚本家・向田邦子さんの同名短編小説を原作にオリジナルストーリーを加え現代版にリメイクした作品。倉科カナ演じる平凡で地味なOLが主人公の韓国人カメラマンと出会ったことによって切ない恋に落ちる物語とともに、バラバラになっていた彼女の家族の再生も描く。

 日本のドラマ初主演となるカイは存在感たっぷり。女性が一目で惹かれるのもうなずける。主人公が登場人物たちにもたらす変化にも注目。文化の違う人間と交わることによって自らを顧みるというヒューマンドラマの側面も大事なエッセンスだ。どのドラマも奇想天外、視聴者をあっと言わせる展開に持ち込むのがWOWOWらしさ。今回も期待してよさそうだ。

 データニュース社(東京)が行なっているWOWOW加入者を対象とした「WOWOWウォッチャー」(対象1200人)によると初回満足度は3.88(5段階評価)と高満足度の基準3.7を上回る好スタート。「最初はなんとなく見ていましたが、とても良かった」(41歳男性)、「予想外の展開で面白かった」(50歳男性)など、意外な展開に視聴者が引かれたのはもちろん、「さわやかな感じが不穏で気になる」(51歳女性)など、どこまでもさわやかな主人公の裏に垣間見える秘密に視聴者は次も見たいと思わせる効果を生んでいるようだ。

 人間の機微を丁寧に描く向田作品の真骨頂。「春が来た」というすがすがしいタイトルをどういうイメージで視聴者がとらえるかによっても、作品の見方は変わってくる。それぞれの想像通りの展開になるのか、いい意味裏切っていく作品になるのか。20日に第2話が放映される。

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2018年1月19日のニュース