島木譲二さん告別式 小籔涙止まらず「可愛がっていただいた」

[ 2016年12月19日 05:39 ]

家族が見守る中、霊柩車に運ばれる島木さんの棺
Photo By スポニチ

 16日に脳出血のため72歳で死去した吉本新喜劇・島木譲二(しまき・じょうじ、本名濱伸二=はま・しんじ)さんの葬儀・告別式が18日、大阪市内で営まれた。吉本興業の同僚、後輩から慕われ、ファンを大事にした人柄を示すように200人の関係者、斎場の外には300人を超えるファンがその死を悼んだ。

 島木さんが91年12月にリリースした「寂しさだけは置いてけよ」の歌声が会場に流れ、涙を誘った。棺には愛用の帽子とつえ、台本や毎日欠かさず読んだ本紙を含むスポーツ新聞、お気に入りだった自身の写真入りクオカードなどが納められた。

 吉本新喜劇座長の小籔千豊(43)は「いつかこういう時がくるとは思ってましたが…」と終始涙顔。「可愛がっていただきました。悩んでる時には、周りの言うことは気にせんと頑張ったらええ、と言ってくれて…」と何度も言葉を詰まらせた。

 弔辞は司会者が、公私ともに仲の良かった池乃めだか(73)のつづった文章を代読した。漫才コンビ「くまさんねこさん」を組んで2002年、「M−1グランプリ」(3回戦敗退)に出場したエピソードも盛り込まれ、「本当に悲しいです。寂しいです。もう一度、譲二と一緒に舞台が踏めると信じてたのに。どうか安らかに」と締めくくった。

続きを表示

この記事のフォト

2016年12月19日のニュース