「真田丸」人気の理由 幸村同世代が支持 34〜49歳男女が高満足度のワケ

[ 2016年12月19日 11:00 ]

「真田丸」が完結、高視聴率で大河ドラマ復権を印象付けた。真田幸村を演じた堺雅人(最終回から)(C)NHK
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 18日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)。最後の第50回の番組平均視聴率は14・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったが、地上波放送より2時間早く始まるBSプレミアムの通称“早丸”は5%台を連発。「3%台で健闘、4%台で異例」とされる中、驚異的な数字を叩き出しており、地上波の視聴率だけでは測り切れない人気だったことが視聴者の声からも十分伝わってくる。

 データニュース社(東京)が行っているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象3000人)の満足度調査によると、「真田丸」の第49回までの平均満足度は3・97(5段階評価)で、高満足度の基準3・7を超え、データが残る2013年以降の大河ドラマ、「八重の桜」(13年放送、全話平均3・70)、「軍師官兵衛」(14年、3・83)、「花燃ゆ」(15年、3・55)と、いずれの作品をも上回った。中でも注目なのはF2、M2と言われる34歳〜49歳の男女視聴層の盛り上がりだ。

 F2(女性)・M2(男性)の平均満足度はそれぞれ4・17、4・19と、他の視聴層の中でも最も高い数値で、過去3作品との比較でもこれまで満足度4以上を超えたことはなかった。歴史物のドラマから縁遠いと思われがちな層からの“圧倒的支持率”は新しい大河の方向性を示した形となった。

 なぜ、支持されたのか。「女同士の関係が面白い」(35歳・女性)「戦国大名だけでなく、共に時代を生きた女性たちにもスポットを当てた内容で面白い」(41歳・女性)など、戦国時代といえば群雄割拠を描くという定番だけでなく、それを取り巻く女性たちに視聴者が共感したことが奏功したと言える。

 一方、男性は「(幸村は)心の英雄」(47歳・男性)「真田幸村の生きざまが良く伝わる」(49・歳男性)など、クライマックスを迎えた40代の幸村に自らを重ね合わせている視聴者が多かったのが特徴的だった。

 人間同士の付き合いでなかなか互いの共感を得ることが難しくなった時代に、テレビドラマの世界だけでも「分かる、分かる」とうなずけるものがあるのは心強い。BSの視聴率が高かったのも、見る時間帯として都合が良かったというのもあるだろうが、多分に「待ち切れずに」という要素があったのではないか。2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」も視聴者の共感を得ることが、大切な第一歩となるだろう。

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