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三田寛子が示した“梨園の妻としての資質” 8代目芝翫も頭が上がらず

[ 2016年10月16日 10:45 ]

報道陣の質問に時には笑顔も見せた三田寛子
Photo By スポニチ

 橋之助改め8代目中村芝翫の襲名披露興行。幕間になるたびに、着物姿の妻・三田寛子が忙しそうにロビーを行き来していた。顔見知りのひいき筋に声をかけられると、丁寧にお辞儀をして、ひとしきり会話を楽しんだ。

 少し語尾が伸びるおっとりしたしゃべり方は、アイドル時代からほとんど変わっていない。醸し出されるほんわかとした雰囲気で、ひいき筋や関係者からの受けもいいと聞く。新芝翫と結婚した際は、テレビでの頼りなさげなイメージから「梨園の妻は務まるのか?」と疑問視する人の方が多かった。しかし、由緒ある伝統を誇る成駒屋をしっかり支え、子供3人を歌舞伎役者に育て上げて、今では三田の“梨園の妻としての資質”に疑義を挟む声は一切ない。

 梨園の妻としての評価は歌舞伎界では高かったが、新芝翫の不倫報道での対応では世間もうならせた。報道陣の取材要請に応じて、新芝翫の謝罪会見から2日後に行った会見では、不倫という行為についてはしっかり夫婦間で話し合ったことを明かし、最悪の結論に至ることはないことを明言。家族にとって最も重要なことは、目前に迫っていた親子4人の襲名披露興行であり、家族5人で興行の成功に全力を注ぐ姿勢を示し、騒動の幕引きを図った。

 持ち前の雰囲気としゃべり方の効果もあるのだろうが、夫の不祥事にもかかわらず、暗さや冷たさを一切感じさせず、新芝翫への叱咤激励と家族への深い愛情を言葉の端々にうかがわせた。「天然キャラだと思ってたのにすごい頭のいい人」「今年屈指の会見!」などとネットやコメンテーターからは絶賛の嵐だった。

 家庭内では厳しい母親だ。あえてその役を買って出ている。

 夫は歌舞伎界のプリンス。「先代に怒られた記憶はあまりない」と話すほどすくすくと育った。そのせいか、子供3人にも声を荒げることはあまりない。怒る役はほとんど三田。3人の息子たちは、母に怒られそうなことをした時は、まず父親に調停役をお願いするという。

 新芝翫はそんな妻についてこう話している。

 「彼女は15歳で上京して、厳しい芸能界で生き残った自負がある。でも僕や息子たちはとても恵まれた家庭で育っている。それを当然と思わず、感謝の気持ちを抱いて芸能活動をしてほしいという思いがあるんです」。

 三田は騒動後もひいき筋などに迷惑をかけた謝罪をして回ったという。その甲斐があってか、興行のチケットの売り上げは「まずまず」(関係者)という。何とか好スタートを切ることができた新芝翫は当面、妻の前では頭が上がらないだろう。(記者コラム)

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