「真田丸」犬伏の別れ 堺&大泉&草刈 父子3人は最後の共演「寂しい」

[ 2016年9月4日 08:00 ]

大河ドラマ「真田丸」で描かれる「犬伏の別れ」。密室で向かい合う(左から)信幸(大泉洋)信繁(堺雅人)昌幸(草刈正雄)(C)NHK

 NHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)は4日、第35話「犬伏」で最大のクライマックスを迎える。副題の通り、真田家が生き残りをかけ、袂(たもと)を分かつことになる有名なエピソード「犬伏の別れ」を描く。主人公・真田信繁役の堺雅人(42)信繁の兄・信幸役の大泉洋(43)兄弟の父・昌幸役の草刈正雄(63)、父子3人の共演シーンはこれが最後。見納めとなる。

 関ヶ原の戦い(慶長5年、1600年)目前。上杉攻めのため徳川軍に従っていた真田家に、ある便りが届く。石田三成(山本耕史)や大谷吉継(片岡愛之助)が打倒・徳川家康(内野聖陽)のために挙兵したという。豊臣方につくか、徳川方につくか。信繁(堺)信幸(大泉)昌幸(草刈)の3人は下野国(栃木県)・犬伏の地で激論を交わす。真田家が生き残るための選択とは――。

 タイトルの「真田丸」は大坂冬の陣で信繁が築いた最強の砦。同時に、家族の物語として一艘の船に例えたもの。真田家のホームドラマとして見れば「犬伏の別れ」は最大のヤマ場になる。

 堺、大泉、草刈、父子3人の共演シーンはこれが最後。堺は「(3人の共演シーンが)終わった気がしないのは(7月3日放送の第26話「瓜売」で)ばば様(草笛光子)が言った『たとえ離れ離れになっても、真田は一つ』という言葉があるからかもしれないですね。その後も父とは(和歌山・九度山で)一緒にいますし」としながらも「ただ、兄ともう一緒に遊べないんだという寂しい思いはありました」と胸中を明かす。

 「犬伏の別れ」の“主役”とも言える大泉も「やっぱり、どこか寂しさはあったように思います。日に日に、前室でも何となく『そんなに(残りは)ないんだよね』というようなことを言いながらやっていたんでね。何かこう、寂しさはありました」と心境。「犬伏の別れ」の一連のシーンは、ほぼ1日で撮影したといい「その日1日は大変でした」と振り返った。

 草刈は「撮影に入る前は気持ちが高揚したというか。洋ちゃん(大泉)はいつもは場を沸かせたりするんですが、それもなく、しーんとしながら3人で待っていました」と収録時の様子を明かす。「犬伏の別れ」は世代交代の象徴。息子たちの“巣立ち”を目の当たりにし「感慨深いものはありました」と語った。

 スタッフにとっても「犬伏の別れ」は大きな節目。番組公式サイトを“犬伏特別バージョン”に変更。気鋭の写真家・鈴木心氏(35)が撮影した白黒スチール写真をトップページでスライドし「あと○日」とカウントダウンした。

 最後の共演シーンに臨む3人を取り囲むスタッフもとらえた引きのショットも公開され、インターネット上で話題に。

 制作統括の屋敷陽太郎チーフプロデューサーは「鈴木さんには3人それぞれの表情も撮っていただくわけですが、メーキング写真というイメージで話をしていたんです。『犬伏の別れ』の収録自体が僕たちスタッフにとっても、非常に貴重な宝物のようで。僕たちスタッフにとっても永遠の宝物にしておきたいという意味合いがありました」と企画意図を説明。「予告動画のカラフルな世界とはまた異なり、モノクロの写真は堺さん、大泉さん、草刈さん3人の最後の芝居場、あの瞬間が永遠に続いていく感じがします」と絶賛した。

 昨年9月のクランクインから1年。ついに最高潮を迎える父子3人の姿を脳裏に焼き付けたい。

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