岡田奈々 もう隠さない“センター願望” さや姉のような存在になりたい

[ 2016年9月4日 10:42 ]

レンズに向けてポーズを決める岡田奈々

 AKB48の最新シングル「LOVE TRIP/しあわせを分けなさい」で、期待の星・岡田奈々(18)がブレークした。6月の総選挙で自己最高の14位になって選抜メンバー入り。同世代の宮脇咲良(18)、向井地美音(18)らとともにグループに新風を吹かせている。「エースになりたい!」。これまで胸に秘めていた思いもついに口にした。

 ――総選挙からずいぶん時間がたちましたが、今はどんな心境?

 「あの日が夢だったような感覚ですね。今は毎日が忙しくて、ファンの方に報告することが増えたのがうれしいです。仕事の量は、選挙前の2倍くらいになりました」

 ――「三銃士」と言われた同期の2人は小嶋真子さんが19位、西野未姫さんが61位。岡田さんは選挙で初めて小嶋さんを上回って、三銃士のトップになりましたね。

 「うれしいです!研究生の頃から2人の背中を見て、いつか追い越そうと思いながら必死に走ってきました。なかなか追い越せなかったけれど、今回は数字として結果に表れて、ようやく2人を追い越せたと思えました。このまま先頭を走っていきたいです」

 ――岡田さんにとって2人はどんな存在?

 「良いライバルなので、凄く大事な存在です。3人とも個性が違うので、そこが私たちの良いところだと思います」

 ――三銃士の争いもそうですが、「黄金世代」と言われる岡田さんたちの世代(97年4月~98年3月生まれ)の争いに注目しています。

 「みーおん(向井地)も、(宮脇)咲良さんもそうですね。負けたくないという気持ちもあるんですけど、それ以上に、今後のAKBを私たちの世代が引っ張っていかなくちゃいけないから手を取り合ってやっていきたいという気持ちの方が今は強いです」

 ――後輩の向井地さんが総選挙前、シングル「翼はいらない」のセンターを務めた時は悔しくありませんでした?

 「いえ、悔しい思いは全くなかったです。若手からセンターが選ばれたこと自体、うれしかったので、ここから若手の勢いがどんどんついていけばいいなと思いました」

 ――宮脇さんがAKB10周年記念シングル「君はメロディー」でセンターになった時は?

 「刺激になりました。同じ年の子がセンターになるのは凄いことなので、私もそういうふうにならなくちゃいけないと思いました」

 ――ところで、岡田さん自身にセンター願望はあるのですか?

 「あります!今まで“ない”と言ってきたんですけど…。基本、三銃士だったら“センターは真子に任せる”と言ってたんですけど、やはり14位という結果を受けると、もっと上を目指したいという気持ちが出てきました。いずれはセンターに立ちたいです」

 ――これまでは思っていても言えなかった?

 「声には出せなかったですね。これからは隠さずに“センター願望があります”と言います」

 ――目指すセンター像は?

 「自分がセンターに立つだけで全体がパッと華やかに見えるような存在になりたいです」

 ――具体的に、これからどんなメンバーになっていきたいですか?

 「山本彩さんみたいな、キャプテンも任されてグループの真ん中に立つエース。いちばん大変だと思うけれど、それを目指していきたい。山本さんは踊れて歌もうまくてギターも弾けて素晴らしいと思います。そういう人になりたいです」

 ――同じ選抜メンバーとして山本さんと会話してます?

 「お互い人見知りであんまりお話ししたことがないんですけど、今度頑張って話しかけてみようかな…」

 ――それでは最後にファンに一言!

 「まだ数年は確実にこのグループにいるので、よろしくお願いします」

 ――数年後、岡田さんはどうなっていますかね?

 「センターを獲っているか、自分の進む道を見つけて卒業しているか、どちらかですね。エースになるまで、諦めません!」

 ◆岡田 奈々(おかだ・なな)1997年(平9)11月7日生まれの18歳。神奈川県出身。2012年5月、AKBの14期生オーディションに合格。13年7月、ユニット「てんとうむChu!」のメンバーに。14年5月発売のシングル「ラブラドール・レトリバー」で初選抜。昨年6月の総選挙で29位。今春、機能性低血糖症のため一時休養。チーム4の副キャプテン。

 ≪4月にショートヘアに「楽なんですよ」≫今年4月、長かった髪をばっさりと切ってからショートヘアを続けている。「その頃、体調を崩し、ちょっと精神的にも弱っていて、自分自身の何かを変えたいと思っていたんです」と、きっかけを説明。再び伸ばす選択肢もあるが「結構面倒くさがりだから、ショートの方が楽なんですよ。それに“その方が見つけやすい”と喜んでくれたファンも多いんです」と今後も貫く意向だ。

 ≪将来はミュージカル女優≫この夏は舞台「マジすか学園~Lost In The SuperMarket~」に出演。主演の柏木由紀(25)に続く準主役級として派手なアクションにも挑み「主役の大変さも実感することができました」と明かす。元々は歌手志望で「もちろん歌も大好きなんですけど、舞台のお仕事をさせていただくうちにミュージカル女優が一番好きだと思うようになりました」と将来を見据えた。

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