いしかわじゅん氏 こち亀は「ジャンプの中でのバロメーター」

[ 2016年9月4日 08:53 ]

9月17日に発売される「こち亀」200巻
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「こちら葛飾区亀有公園前派出所」連載終了

 「東京物語」「憂国」などで知られる漫画家で漫画評論家のいしかわじゅん氏は、こち亀を「ジャンプの中でのバロメーターだった」と評した。

 同誌は読者アンケートの人気順に漫画を掲載しているといわれ「こち亀はだいたい真ん中。ジャンプ全体の調子が良いときは、こち亀の人気が落ちる。悪い時は、こち亀が上がる」とした。安定した面白さは同誌だけでなく、漫画界全体の活力を測る指標となっていた。

 自身も秋本氏と同じ76年にデビュー。「ずっと続くと思っていたので意外。だが、同じものを描き続ける不安もあったはず。デビュー作を40年描いていたわけだから。漫画家として力のあるうちに、別のものを描きたかったはず。連載終了は悩んだだろうが、ホッとしているかもしれない」と秋本氏の思いを推測した。

 ▼「ゴルゴ13」の漫画家さいとう・たかを氏 ご苦労さまと言うしかない。連載があれだけ長くなると、作品が自分のものではなくなるので、やめるにやめられなくなるものなんです。(こち亀は)雑誌の顔になっていましたから、よく決断できたなあ。寂しいのと、うらやましいのと、不思議な気持ちです。

 ◇こちら?飾区亀有公園前派出所 東京の下町を舞台に主人公で警察官の両津勘吉らが巻き起こす、笑いあり人情ありのギャグ漫画。ギャンブルやゲーム、プラモデルなど娯楽のほか、はやり物や時事ネタを題材に物語が展開することも多く、マニュアル漫画の側面もあった。主要キャラクターは、派出所の後輩中川圭一と秋本・カトリーヌ・麗子で、ともに世界有数の大富豪。上司の大原大次郎巡査部長と両さんの“迷コンビ”もおなじみ。

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