松井玲奈の女優力 監督、演出家が絶賛“人を殺しそうな目”

[ 2016年6月7日 10:30 ]

稽古に励む松井玲奈
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 元SKE48の松井玲奈(24)が今、女優として花開こうとしている。1年前、グループからの卒業を発表した時、その理由として語った言葉は「自分が本当にやりたいお芝居の道に進みたい」。今年3月の連続ドラマ初主演を経て、初めて本格的な舞台に主演することになった。開幕を控え、連日、都心の稽古場で熱い汗を流している。

 不思議なほど明るい笑顔だ。蒸し暑い稽古場で厳しい演技指導を受けているのに自然と笑みがこぼれる。芝居が大好きという事実が、その表情からはっきり読み取れる。

 「好きという気持ちだけです。自分はまだまだだと思っているし、不安もあります。才能があるタイプじゃないから、努力するしかない。でも、小学生の男の子が“サッカー選手になりたい”と思うように私も昔から“舞台の上に立ちたい”と思っていて、今はその延長線上にいるんです」

 SKEに入る前、高校の演劇部で将来を夢見ていた少女が大人になってつかんだ主演舞台。それが「新・幕末純情伝」(作・つかこうへい氏、今月23日から東京・天王洲銀河劇場)だ。演出の岡村俊一氏は抜てきの理由について「見た目のかれんさとは裏腹に、内面に潜む女優としての狂気に期待している」と説明した。

 元アイドルと狂気。無縁なもののように感じられるが、本人には実は自覚があった。

 「岡村さんのその話を聞いて“そうなんだろうな”と思いました。これまで会った監督や演出家の方々にも“人を殺しそうな目をする”と言われたことがあるんです」

 明確に自覚したのは昨年5月、AKBの舞台「マジすか学園」に主演した時だった。異様な雰囲気を漂わす「ゲキカラ」というキャラクターを演じ、激しい殺陣を見せ場にしていた。

 「最後の方の何公演なんですけど、本当にハイになって、いちばん激しい殺陣の場面の記憶がないんです。後で周りの人に“あの時、どうでしたか?”と聞いたら“目がおかしくなっていた”と言われました。自分という存在がなくなって完全に物語の登場人物として呼吸をして話をしている。そういうところにパンと入る時があります」

 それは狂気であるとともに女優の重要な資質でもあろう。

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