視聴率巻き返しへ フジ10月改編は「放送時間帯」を強く意識

[ 2015年9月3日 13:40 ]

10月の改編会見を行ったフジテレビ

 フジテレビは3日、東京都内のホテルで秋の改編説明会を開き、10月スタートの新番組などの概要を説明した。新バラエティー番組が続々と始まるが、宮道治朗編成部長は「今回の改編は、番組を放送する時間を考えた」と放送時間帯を強く意識した編成であると強調。「何曜日の何時にはどういった視聴者層がいるのか。そこに何を放送し、どう視聴者と同じ時間を共有するかを考えた」と熟考したことを明らかにした。

 今回の改編のテーマは「ふふふっ。LIVE!フジテレビ」。宮道編成部長は「柔らかい言葉ですが、世の中で厳しい、暗いニュースも多く、ガッチガチに固まった空気感、不寛容な空気が漂っていている中で、空気感が少しでも柔らかくなればと掲げた。視聴者の皆さんに、ちょこっとハッピーをお届けする番組を用意した」と意図を説明した。

 改編率は全日10・7%(前6・00~前0・00)、ゴールデン31・7%(後7・00~後10・00)、プライム34・2%(後7・00~後11・00)。4月改編で異例の大幅改編を打ち出した同局。全日は平年並みだが、今期もゴールデン(新番組5本)、プライム(新番組10本)は高めの数字となった。

 ゴールデンで新バラエティー番組が続々と登場する。火曜8時枠には内村光良(51)が司会を務める「優しい人なら解けるクイズ!!(仮)」、水曜8時枠には歌手のきゃりーぱみゅぱみゅ(22)がお笑いコンビ「雨上がり決死隊」とともにゴールデン初司会に挑む「世界の何だコレ!?ミステリー」、金曜7時枠には加藤浩次(46)フリーアナウンサーの田中みな実(28)が初タッグを組む「となりの実話TVカミングアウト!」がラインアップ。

 日曜には午後7~10時の3時間大型バラエティー枠「日曜ファミリア」を新設する。同局には金曜プレミアム、土曜プレミアムといった特番枠があり、これらとの差別化も気になるところ。宮道編成部長は「金曜は男性の在宅率が低いため、F層を中心としたターゲットにしている。土曜日は重厚感のあるプレミアムコンテンツをラインアップする。それに比べ、日曜は家族そろって安心に見られるものをランアップしたい」とした。

 同局は視聴率争いで苦戦が続いている。「僕らの提供している番組のクオリティーが視聴者にそこまで受け入れられていないんだと謙虚にとらえている。どういった番組を放送すればいいのかを、真摯に考えている。視聴率アップを取り戻したいと根底に強く強く思っています」と力を込め「今のフジテレビの状況を大きく変えるべく、順を追って仕掛けていきたい」と意気込んだ。

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