ハヤブサ「24時間テレビ」による誤解否定 プロレス復帰へ「頑張る」

[ 2015年8月24日 12:40 ]

リング復帰を目指すプロレスラーのハヤブサ=2010年撮影

 頸椎損傷の大ケガからリング復帰を目指すプロレスラーのハヤブサ(46)が、23日に放送された日本テレビ「24時間テレビ38」の演出による“誤解”を否定。「これからも復帰を目指して頑張っていきます!」とブログで決意を示した。

 ハヤブサはアクロバティックな飛び技を武器にFMWでエースとして活躍。しかし2001年10月22日、東京・後楽園ホールでの試合中のアクシデントで頸椎を損傷し、一時全身不随となる重傷を負った。プロレスラーとして復帰するため、14年間にわたって懸命なリハビリを続けているハヤブサだが、番組ではまるで引退するかのような演出が行われたことから、誤解する視聴者が続出。インターネット上でもプロレスファンが異議を唱えたことから、放送終了直後の23日午前にハヤブサがブログで真意を説明した。

 番組では、ハヤブサが14年前に事故が起きた後楽園ホールのリングに上がり、盟友のミスター雁之助(47)、先輩・天龍源一郎(65)らのプロレス仲間やファンとともに新崎人生(48)の鳴らす10カウントゴングを聞く模様がVTRで放送された。「10カウントを聞いて改めて胸を張ってスタートしていきたい」という本人のコメントが紹介されたが、ナレーションとテロップでは「10カウントはプロレスラーの引退の儀式」「引退の10カウント」との説明がなされた。

 VTR後、日本武道館から番組に生出演したハヤブサは改めて「自分の中では新しいスタートの10カウントだと思っている」と説明し「開脚リングインをしてリングに戻る約束を果たすために今まで以上に頑張っていきたい」と現役復帰への意思を表明。20年来の親友というお笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉(44)も「くれぐれも引退じゃないんで」と強調した。

 ハヤブサは番組出演直後にブログを更新し「オレはこれからも復帰を目指して頑張っていきます!これだけ理解しておいていただければ十分です」とメッセージ。ミスター雁之助もツイッターで「最初話を聞いた時に10カウントをするというので、それはおかしい!と。ハヤブサは復帰を目指すと言ってたわけで。すぐにハヤブサに連絡したら彼から『ケジメの10カウント、リスタートで引退式じゃないよ』と聞いたので出席しました。全員のコメントも収録したけど時間の都合でカット」「聞いた瞬間におかしな企画だなって俺も思ったからね。見てる人は混乱するよね」などと親友の心情を説明するとともに、番組の説明不足に疑問を呈した。

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