長渕剛 富士山麓10万人オールナイトライブ44曲完遂

[ 2015年8月24日 05:30 ]

富士山麓で10万人オールナイトライブを行った長渕剛

 歌手の長渕剛(58)が22日夜から23日朝にかけ、静岡県富士宮市のキャンプ場、ふもとっぱらで史上初となる10万人のオールナイトライブを行った。午前5時半すぎに霊峰富士から朝日が昇ると「富士の国に日が昇った。みんなの思いが富士の女神に届いた」と歓喜の絶叫。開演直前にハプニングもあったが、フィナーレでは満場の「剛コール」に包まれ、大一番を完遂した。

 午前5時すぎ、開演時から空を覆っていた雲が奇跡的に消え、富士山が姿を見せた。長渕は「まずは富士が見えた。ここからだ。みんなで朝日を引きずり出すぞ」とシャウト。ファンの多くがグッズの日の丸の小旗を天に掲げる中、最新曲「富士の国」を歌いながら日の出を拝むと、歓喜して「日が昇ったー」と連呼した。

 22日午後9時の開演から、3回の休憩を挟んで約6時間、富士山をバックに歌い続け、待ちに待った瞬間を迎えた。朝日に向かい「俺たちを幸せにしてくれ。争いのない国にしてくれ」と願った。この日一番の「剛コール」を浴び、ボルテージは最高潮に達した。

 11年ぶり2度目のオールナイトライブ。観客10万人(主催者発表)を集め、ソロ歌手の1公演あたりの動員数として史上最多記録を達成した。

 “弱点”を克服して挑んだ大一番だった。04年に故郷の鹿児島・桜島で行ったオールナイトライブでは、第2部で足が「言うことを聞かなくなった」。長渕が通うスポーツジム「サンプレイ」の宮畑豊会長(73)によると、富士山に向けて長渕は重さ20キロのベストを着用し、爪先立ちで10メートルダッシュを80回行うトレーニングで足を強化。宮畑会長が「桜島の時より絞り込めている」と評した通り、幅約130メートルのステージを軽快に動き回った。

 幕開けは前代未聞の演出の事故だった。開演直前、長渕を乗せたヘリが会場上空でホバリング(空中停止)した時、ヘリの風圧で救護用テントが倒壊し、中にいたスタッフ2人がケガをした。

 ホバリングした際、ヘリの高度が低すぎた可能性もあるとみて、静岡県警富士宮署は、業務上過失傷害容疑での立件も視野に、ヘリの操縦士や運営側から事情を聴いている。今後、同乗者だった長渕からも事情を聴く可能性があるという。

 事故以外は企画通りのステージを繰り広げた。「巡恋歌」「乾杯」などヒット曲を網羅。声量は最後まで衰えることなく、計44曲を披露した。

 終演時間は午前6時26分。最後は「同じ時代に生きて、これまで生きていてくれてありがとう。これからもまだまだいくぞ」と、挑戦を続けていくことを誓った。

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