ソフトバンク・山川がヤクルト・村上にライバル心「負けたくない」 両リーグ最速の10号に同日到達

[ 2024年5月18日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6-2西武 ( 2024年5月17日    みずほペイペイ )

<ソ・西>4回、本塁打を放つ山川(撮影・成瀬 徹)
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 本塁打、打点でリーグ2冠を快走だ。ソフトバンクの4番・山川が3回、西武先発のボー・タカハシが投じたスライダーを左翼ホームランテラスへ運んだ。ピンク色に染まったスタンドとともに「どすこいポーズ」を決めた。

 両リーグ最速の10号到達。山川にとっては西武時代の2018年、19年に次いで3度目で、球団の日本人選手では1961年の野村克也以来63年ぶりの快挙となった。この日はヤクルト・村上も10号到達。時刻でいえば村上のおよそ20分後だったが、村上は今季38試合目、山川は同37試合目で1試合、早く到達した。「違うリーグですけどいろんな数字の中で負けたくないというのはもちろんある。自分はライバルだと思っている。若いですけど凄い技術を持っているし力も凄い。そこには負けたくないと思っています」と話した。

 福岡にいるときは試合がない日でもまな弟子のリチャードとともに本拠地・みずほペイペイドームで体を動かしている。前日16日にも室内で打ち込んで準備を整えた。山川が打点を挙げれば今季16勝1分けと負けなしだ。

 王球団会長も「2桁に乗るとまた気分が違うからね。いいペース、いいペース」とニッコリ。山川が鷹の4番としてアーチを量産している。(木下 大一)

 《西武時代の18、19年に次ぐ3度目》
 ○…山川(ソ)が村上(ヤ)とともに両リーグ10号一番乗り。西武時代の18、19年に次ぐ3度目で、3度以上は王貞治(巨)の5度を筆頭に田淵幸一(神)、ブライアント(近鉄)、バレンティン(ヤ)各3度に次ぐ5人目。2球団での達成はローズ(02年=近鉄、09年=オ)以来2人目となった。なお、球団では、両リーグ最速10号は61年野村克也、10年オーティズに次いで3人目だ。

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