広島・新井監督 逆転サヨナラ打浴びた栗林に「うちのクローザーですからね。次も信頼して送り出したい」

[ 2023年4月18日 21:53 ]

セ・リーグ   広島1-2阪神 ( 2023年4月18日    甲子園 )

9回 逆転サヨナラ負けをきっした栗林(左)をねぎらう新井監督(撮影・成瀬 徹)
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 広島が18日の阪神戦に敗れ、首位から転落した。9回に先制点を挙げたが、守護神・栗林が9回に逆転サヨナラ負けを喫する悪夢の展開となった。

 広島は先発・九里が7回113球で、5安打無失点に6奪三振と粘りの投球を見せた。打線も8回まで阪神・西勇の前に沈黙したが、9回2死三塁から、4番のマクブルームが左翼線への適時二塁打。値千金の1点を奪った。だが、9回に登板した栗林が誤算だった。梅野、木浪に連打を許すなど2死満塁のピンチを招き、最後は中野に左翼越えとなる逆転サヨナラの一打を浴びて万事休す。

 手に仕掛けていた白星がスルリと逃げた新井監督だったが、試合後は「栗林もね、そりゃ打たれることもあるんでね。また次もね、うちのクローザーですからね。次も信頼して送り出したい。それだけですね」と責めず、次回も9回を任せると明言した。

 9回には今季初となる犠打を決めるなど、好投した西勇から、もぎ取りに行って1点を奪った。「そうだね。なかなかね、全ての球種が低めにコントロールされている中、なかなかチャンスが無かったんだけど、この本当のワンチャンスをね、点を取るんだという気迫が伝わってきますよね」と打線を評価した。

 また粘った九里についても「ほんと、九里がナイスピッチングだったんでね。気持ちのこもったいいピッチングだったんで、なんとか次、彼が登板する時、勝ちを付けてあげたい」と、約束していた。

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