広島・九里「同じ失敗を繰り返さないように」 首位固め先陣で虎への雪辱に闘志

[ 2023年4月18日 05:03 ]

6連戦の先陣を託された広島・九里
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 広島は、18日から敵地・甲子園球場で0・5ゲーム差の同率2位につける阪神との3連戦を迎える。先陣を託された九里亜蓮投手(31)は前回対戦の雪辱を期し、首位固めに向けて貢献を誓った。20日の第3戦には来日2年目のドリュー・アンダーソン投手(29)が今季初登板初先発に挑む予定だ。

 九里は阪神への雪辱を強く誓い、闘志を燃やした。

 「前回対戦したときは自分で自分を苦しめた投球をしてしまった。(今回は)一人一人と勝負していきながら、同じ失敗を繰り返さないようにやっていければ」

 前回対戦した4日の阪神戦では4回1/34失点(自責2)で勝敗はつかなかった。許した安打は4本だけでも、6四球を与えるなど制球に苦しんだ。反省を糧に臨んだ11日の中日戦では8回無失点で今季初勝利。好状態を保ち、チームの3連勝からの継続に貢献する青写真を描いた。

 「自分の投球をしっかりして、自分の勝ち負けよりも、チームに勝ちがつくような投球をしたい」

 登板に備え、マツダスタジアムでの投手練習ではキャッチボールなどで最終調整した。首位固めの期待が膨らむ6連戦の先陣。大瀬良がリフレッシュのため登録を外れているだけに責任は一段と増した。

 「(阪神は)試合を見ていても、打線が変わったりしている。前回対戦していない打者もいるかもしれない。打者の特徴や得意なコースは頭に入れていきたい。試合の中で反応を見たりしながら、投げていきたい」

 前回の初対戦で1安打2打点を許したドラフト1位・森下は登録を外れて今回は不在。新戦力の一人が消えても警戒は怠らない。甲子園では昨季3度の登板で1勝0敗ながら、終盤2度は3回1/34失点(8月31日)、4回1/31失点(9月13日)で5回を投げ切れずに降板。まずは敵地で借りを返したい。(長谷川 凡記)
         

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