花巻東女子硬式野球部に沼田尚志氏就任 一関学院監督時代は春夏通算6度甲子園出場

[ 2023年4月18日 15:01 ]

新監督に就任した沼田尚志氏(右)と総監督となった三鬼賢常前監督(撮影・村井 樹)
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 花巻東(岩手)の女子硬式野球部の新監督に一関学院(同)を率いて春夏通算6度の甲子園出場経験がある沼田尚志氏(63)が就任した。18日に花巻東高校で就任会見が行われ、沼田氏は「なんとしてでも日本一を取れるように頑張りたい」と、意気込みを語った。創部当初から監督を務めてきた三鬼賢常氏(61)は総監督となる。

 沼田氏は86年に母校・一関商工(現一関学院)の監督に就任すると、19年まで指揮を執った。その後も顧問として部に残り指導を続けていた。

 同部は年々、部員数が増え続け現在は男子野球部の佐々木洋監督が父で、今秋ドラフト上位候補の麟太郎(3年)の妹・秋羽(2年)ら67人が所属。今チームは昨年行われたユース大会と今春の選抜大会で全国準優勝に輝き、日本一を目指す上での体制強化のために沼田氏に監督就任を要請した。

 沼田氏はオファーを受けた当初を「前任校のライバルでもあり、最初は冗談だろと思っていた」と振り返ったが、すでに2週間ほど指導しており「良いチームになりたいという向上心が高いチームでこっちが中途半端な気持ちでいたら申し訳ない」と、強い覚悟をのぞかせる。

 一関学院時代から堅守のチームをつくっており「無駄な得点をやらないよう、守り勝つチームにしていきたい」と見据える沼田氏。悲願の全国制覇へ向け、「残すところは優勝しかないので、中途半端な気持ちではなく目標は日本一」と力を込めた。(村井 樹)

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