【阪神大学野球】大体大・中村　勝利呼び込むソロ本塁打「打った瞬間。めちゃくちゃ良かった」

阪神大学野球春季リーグ2回戦   大体大4ー2関西国際大 （ 2023年4月18日    南港中央 ）

＜大体大－関国大＞　リーグ戦初本塁打を放った大体大・中村亮太
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　リーグ戦初アーチが貴重な勝利を呼んだ。3―1の5回、先頭で打席に入った大体大の中村亮太（4年）が左翼芝生席後方にある防御ネットに当たるソロ本塁打を放った。

　「打った瞬間（入ると思った）。めちゃくちゃ良かった」
　日本航空石川時代に11本塁打を記録しているが、公式戦では高校、大学を通じて初本塁打。ベンチに戻ると、「やると決めていた」というプロ野球のDeNA・牧が本塁打後にやるパフォーマンスで、チームも昨年から取り入れた「デスターシャ」を披露し仲間と喜びを分かち合った。

　この日も本塁打以外は安打が出ず、今春リーグ戦は14打数2安打。中野和彦監督が「もともと長打力はある。当たればでかい」というように2安打はいずれも長打。確実性には乏しいが、9番打者としては相手にとって脅威の存在ではある。

　記念すべきホームランボールは「親に渡します」と中村ははにかんだ。負ければ優勝争いから一歩後退する一戦で伏兵が輝いた。