阪神・湯浅 数日間ノースロー調整へ 岩崎が岩貞が石井が一丸で離脱をカバー

[ 2023年4月18日 05:15 ]

右肘不安で離脱する阪神・湯浅
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 阪神・湯浅京己投手(23)が数日間のノースロー調整となることが分かった。前日16日に登録を外れて長期離脱の可能性もある中、17日の投手指名練習に参加した久保田投手コーチは右肘のコンディション不良について「そうですね。違和感というか、疲れからと思うんですけど…」と説明し、今後については「当分は様子を見ながら、状態を見ながら、キャッチボールを開始するかな」と見通しを明かした。

 最短で26日から再登録が可能でも同コーチは「早くなれば10日もあり得るだろうし、状態を見て」とまずは患部を万全にすることを最優先とした。開幕から7試合に登板してリーグトップタイの5セーブ、防御率0・00とフル回転。若き守護神が抜けた穴は大きく、安藤投手コーチが「みんなで頑張っていくしかない。(代役は)臨機応変にやっていく」と強調したようにブルペン一丸で埋めていくしかない。

 緊急事態に力強く言葉を発したのは頼れる左腕2人だ。昨季も不振のK・ケラーに代わって9回を担い、球団左腕最多28セーブを挙げた岩崎は「今まで通りみんなでやったらいいんじゃないですか。若い子もいるし、あまり気にせずに。湯浅は湯浅でしっかり治して、コンディション良くして戻ってきてくれたら」と泰然自若。精神的支柱の岩貞も「あいつがいい状態で戻ってきて、チームもいい状態でいることがやるべきこと。一致団結してやっていきたい」と選手の思いを代弁した。

 必勝継投の8回に抜てきされ、今後は代役守護神を任される可能性もある石井は「戻ってくるまで勝ちにつなげられる試合を増やして。自分が打たれても後悔のない選択ができたらいい」と闘志。今こそリーグ屈指の厚みを誇るブルペンの底力を発揮するときだ。(遠藤 礼)

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2023年4月18日のニュース