ヤクルト・高津政権初の9投手起用 鉄壁リリーフ陣零封でドロー「ちょっと頑張ってもらいました」

[ 2023年4月10日 05:20 ]

セ・リーグ   ヤクルト1-1阪神 ( 2023年4月9日    甲子園 )

<神・ヤ>ヤクルト9番手の大西(撮影・北條 貴史)
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 鉄壁のリリーフ陣がまたしてもスコアボードに「0」を並べた。ヤクルトが今季初の延長戦を戦い抜き、今季初のドロー。ベンチ入りの全9投手を使い切った高津監督は「監督になって初めてじゃないかな。ここまで来て、負けたくないので。ちょっと頑張ってもらいました」とねぎらった。

 投手陣が今季両リーグ最長4時間29分の死闘を演出した。5回1失点の吉村の後を受けた8投手が7イニングを零封リレー。9投手起用は高津政権初で、6投手にホールドがついたのは球団初だ。9試合36回1/3でいまだ無失点の救援陣を「みんな勝負どころ、凄く大事な1球をよく理解した投球ができている」と称えた。

 「負けなかったのは凄く評価していい」と指揮官。2位・阪神との首位攻防戦は1勝1敗1分け。0.5ゲーム差の首位を守り神宮へ戻る。(青森 正宣)

 ≪球団最多タイ記録≫ヤクルトが9投手の継投で引き分けに持ち込んだ。ヤクルトの9投手起用は95年10月13日の横浜戦○4―3(9回)、01年4月14日の広島戦△5―5(延長12回)以来22年ぶり3度目の球団最多タイ記録。また、1試合6ホールドは20年7月8日の中日戦(延長10回=5ホールド)を抜く球団最多となった。

 ▼ヤクルト・吉村(5回1失点もプロ初勝利はお預け)5回で終わってはダメ。悔しかった。ストレートが抜けてしまい、なかなか修正するのが難しかった。

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