巨人　打線テコ入れもソロ2発のみ…松田はプロ初二塁で失策　開幕10戦までに5連敗は球団ワーストタイ

セ・リーグ   巨人2－4広島 （ 2023年4月9日    マツダ ）

＜広・巨＞6回無死、西川の打球を一塁へ悪送球する松田（撮影・平嶋　理子）
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　3点を追う最終回。巨人・中田翔が広島の守護神・栗林から左越えソロを放ったが、反撃はここまで。5連敗で借金は3に膨らんだ。開幕10試合までに5連敗を喫するのは、12年以来11年ぶり5度目の球団ワースト記録。原監督は「ちょっと流れが良くない。ちょっと何とか、辛抱のところはあるね」と悔やんだ。

　打線のテコ入れも実らなかった。調子の上がらない吉川、丸をスタメンから外し、2番に坂本、3番に梶谷を起用。初回こそオコエの先頭打者本塁打で先制したが、その後が続かない。3点を追う5回に代打で登場した松田が今季初安打を放つと、直後の守りからプロ18年目で初の二塁で起用。不慣れなポジションで失策も記録したが、原監督は「ヒットも出たし、攻撃に転ずるというところ」と説明した。

　相手を上回る8安打を放ちながら、得点はソロ本塁打2本のみ。つながりを欠く打線はここ5試合で計7得点と低調だ。それでも原監督は「それぞれ力はある選手たちですから。流れをいい形で変えていかないと」と切り替えを強調した。（川島　毅洋）